アラ還女子のゆるゆるハイキング 主に関東近郊

いろいろあるけどすきを見て山を歩いています

東村山で志村けんからの八国山緑地、そして多摩湖まで:初心者の半日ハイキング

私がハイキングを始めたころよく行った場所に、八国山緑地があります。東京都立の公園ではありますが、ハイキング気分で歩けるところです。今でも、半休がとれたり、ちょっと時間ができたらふらっといくことが多いのです。

sayamaparks.com

 

今回ご紹介するのは東村山駅から多摩湖駅まで、里山から湖の景色まで楽しめるルートです。健脚なら、そのさらに西の狭山湖までつないで歩いていくこともできますよ。

距離は6キロ弱、歩くスピードが標準的な方なら1時間半~2時間くらいで歩けると思います(地理院地図Vector(試験公開)を加工して作成。ルートはラフな手書きです)

全く同じルートではありませんが、書籍「駅から山登り関東55コース」でも紹介されているコースです。以下のリンクから試し読みもできますよ。

 

八国山は埼玉県所沢市と東京都東村山市の境目にあります。東村山市のホームページ内、てくてく1日コースでは西武鉄道新宿線国分寺線の駅、東村山駅西口からスタートですが…

2021年に行った時にはすでに銅像ができていました

志村けんさんの銅像は東口。志村さんにお会いするなら東村山駅東口におりたいです。子供の頃に東村山音頭をリアルタイムで観ていたアラ還世代ならやはりここは押さえたいスポットです(私だけでしょうか)。

アイーン

なので途中一度線路を渡って西口側に戻る必要があります。地図で踏切位置を確認しておくといいですよ。

志村さんさんもコロナがなければ今でもテレビでたくさんの人を笑わせていたのでしょうか。「変なおじさん【完全版】」は最初の一部分が試し読みできますよ。

 

 

駅前にはコンビニなどの商店が多いので、飲み物やおやつなどを購入してから出発しても。八国山までは住宅地歩き。途中お寺にお参りしたりパン屋さんをのぞいたりしながら歩きます。

殿さまクリームパン!ここで買うつもりで午後半休で来たら、売り切れていたことも(涙

八国山緑地への入り口はたくさんあるのですが、この時は東の端まで行ってから入りました。トイレも何箇所かあるので安心です。もちろん水道もありますよ。

入り口の地図

アップダウンのほとんどないトレイルを歩きます。途中戦国武将ゆかりの石碑も。

新田義貞ゆかりの将軍塚。群馬から鎌倉に向かう途中、この付近を通ったそう

近隣の方の散歩コースでもあるようで、安心して歩けます。ただ、公園とはいえ街灯はなさそうなので、やはり明るい時に歩いたほうが安全と思います。

雑木林の道

里山の雰囲気にひたりつつ、東端の入口からのんびり歩いて30〜40分で西の出口に。

出口。振り返って撮影

このあとはさらに西に向かって車道沿い(歩道があったと思います)を2〜3分ほど歩くと西武園駅です。余力があれば志村さんが「庭先ゃ多摩湖」と歌っていた多摩湖まで行きたいところ。500mくらいですので、歩きで10分程度でしょうか。帰りには多摩湖駅が利用できますが、このあたりの西武線はなかなか複雑なので要注意です。多摩湖駅や武蔵大和駅からは国分寺駅にアクセスできます。

 

多摩湖はなぜかいい天気の時に来れないのですが(涙)天気がいいときは富士山が見えるらしいですよ。

多摩湖

多摩湖周辺も狭山公園として整備されていますので、トイレなどの心配もなく安心して散策できます。

この地図は下が北を指しているのですね。さらにガッツがあれば公園内を歩いて一駅先の武蔵大和駅までいくこともできますよ

今は親のこともあり、遠くへの旅行はなかなか難しい私ですが、都内からも比較的近く(西武新宿駅から30分程度)ちょっとした旅行気分も味わえる、お気に入りのコースです。これからの時期は紅葉も楽しみですし、新緑の時期もきっときれいだと思うのです。

多摩湖駅から電車で一駅の西武園ゆうえんち駅の近くには、温泉ではないものの入浴施設があるのも魅力的です。

www.seibu-leisure.co.jp

 

こちらのお風呂、一度入ってみたいと思うのですが、足の遅い私は気づいたら晩御飯の準備の時間になってしまい、やむなく帰ることが多いです(涙)早く歩き始めればいいんですけどね。

 

なお、今回のルートからは少し外れますが、東村山市では毎年文化の日(11月3日)には「地蔵祭り」が開かれます。室町時代建立の正福寺地蔵堂、実は東京都では初めて登録された国宝です。また東京都では唯一の木造の国宝建造物でもあります。地蔵祭りの時には内部を公開していますので、ぜひ。

奥に見えるのが地蔵堂

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小沢城から多摩自然歩道:初心者の半日ハイキング(稲田堤駅から読売ランド前駅まで)

前回、私は手術をきっかけに散歩をするようになり、次第にハイキングに軸足を移したことを記事にしました。

kumamori-hike.com

ハイキングをはじめた頃に歩いた、川崎市にある小沢城から多摩自然歩道を通るコースは、体力のない私でものんびり楽しく歩けた思い出深い場所です。当時はほとんど城跡に行ったことがなかった私でしたが、何百年も前の遺構が残っていることにも感動したものです。

このルートは当時小田急の駅にあった小田急沿線自然ふれあい歩道のチラシで知りました(今は終了してしまったようで残念)。

私が歩いたルートは京王稲田堤駅から読売ランド前駅京王よみうりランド駅とは違うので注意)まで。その時の記録はほとんど残っていませんが、薄い記憶をもとにご紹介します。

 
地理院地図Vector(試験公開)を加工して作成。ルートはラフな手書きです

正確なルートについては、川崎市多摩区の地図が参考になると思います。以下のリンクを見ていただければ幸いです(pdfです)。

https://www.city.kawasaki.jp/250/cmsfiles/contents/0000055/55587/tama2-1.pdf

 

また、書籍「多摩100山」の一番最初に紹介されているのがこの小沢城。地勢や歴史含めわかりやすく説明されていますよ。ただし、2003年発刊の書籍で情報は変わっていることも。歩く場合は最新情報を調べてくださいね。

 

上記pdfの地図によれば5.5km、3時間半で歩けるようです。健脚向きとなっていますが、近所の方も散歩で歩くようなルート、私は京王稲田堤駅からよみうりランド駅まで歩きましたがショートカットもできそうです(のちに記載します)。

 

駅を出たら商店街を抜け住宅地に入り、旧三沢川という細い川に沿って歩くと「小沢城址緑地保全地区」と書かれた石碑が近くにある階段があります。ここがトレイルへの入り口。しばらく歩くと防空壕跡があり、

防空壕までは行けないようでした

さらに歩くと小沢城址に。政令指定都市川崎市とは思えない、ちょっとした秘境感もあります。ほとんど城跡を歩いたことのなかった素人にはよくわからなかったのですが

この時は冬の1月、午後から歩き始めたのでした。

説明板がたくさんあり、勉強しながら歩けました。

ボランティアの方のご説明、ありがたいです

そのあとは一旦住宅地に出て、しばらくすると川崎市農業技術支援センターがあり、中のトイレも利用できます。私はこの時歩き始めが遅く、すでにしまっていて入れませんでした笑

途中疲れてしまったらこの川崎市農業技術支援センター近くにバス停もあり、バスで帰ることもできそうなので、体力に自信のない方にもオススメです。バス停の場所は以下のアクセス方法を参考にしていただければと思います。

www.city.kawasaki.jp

 

実は小沢城址からは京王よみうりランド駅まで行った方が早く帰れそうですが、少しわかりにくい道だった気もしますし、ネット情報では堀切を下ることになりそうなので、慣れないと歩きにくいかもしれません。

 

このあと、多摩自然遊歩道というトレイルに入るのですが、私は取り付きがわからず市街地を歩いて駅まで行ったのでした(なので写真なし)。当時は登山アプリをもっておらず、地図読みもできなかったのが悔やまれます。

次行く時はぜひ多摩自然遊歩道を歩きたいものです。先のPDFの情報では雑木林らしいので、紅葉の時期に歩きたいなと思います。

 

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山歩き、私のステップアップ遍歴 多摩丘陵から高尾山、富士山まで

といってもいまだに初心者で歩くのも遅いので大してステップアップはしていませんが、少しでも山歩きをはじめたい方のご参考になれば幸いです。

 

まずは近所の散歩から、多摩丘陵歩きに

山歩きのきっかけは、10年以上前に病気で手術をした際に、癒着防止で歩くことをお医者さんから勧められたことです。まずは近所の散歩からスタート、でも次第に飽きてきたため、東京の自宅から少し足を伸ばして鎌倉や横須賀などを歩くようになりました。

横須賀の猿島に行った時の写真ですが、前に映るのは知らないご家族(なので後ろ姿ですが念のため頭部は隠しました)

しかし考えたら近くの多摩地区、実は多くのハイキングコースがあることに気づきました。それで丘陵ハイキングをするようになったのです。例えば町田市や多摩市、日野市、神奈川では川崎市などの自治体のホームページではマップを見ることができますよ。

町田市ウォーキングマップについて/町田市ホームページ

多摩市ウォーキングマップ|多摩市公式ホームページ

ウォーキングマップで楽しく日野を歩きましょう|日野市公式ホームページ

川崎ウォーキングマップ

多摩市を通る多摩よこやまの道

どれも山歩きというより、住宅街とトレイル(里山などを歩くための道)が入り混じったルートでしたが、この時トレイル歩きの楽しさに気づいたのです。当時は仕事で一日中PCの前にいたこともあり、休日のトレイル歩きは目と心を休める貴重な時間になりました。アップダウンのないこのエリアの道を歩き続けることで、徐々に体力が付いてきた気がします。

以下は、当時参考にした書籍。両方とも私の好きな編集者、若菜晃子(あきこ)さんによる本です。東京近郊ミニハイクは試し読みもできますよ。

 

 

東京の山といったらやっぱり

そして鈍臭い私は遅まきながら気づくのです。東京には高尾山があることに。そして高尾山とその周辺の山々、また青梅線沿線の奥多摩の山々を歩くように。意図せず自然と歩く標高が上がっていきました。

高尾山もケーブルカーを使わずに1人で来ることができるように

高尾山は京王線高尾山口駅から登山口が近くアクセスは便利、しかも山頂には水洗トイレも水道も完備と、トレーニングにはもってこいの山。都民で本当によかったと思います。

ちょっと欲が出てきて最高峰

毎週歩いているとだんだん体力がついてくるものです。そんな時に仕事でお付き合いのあった方から「雲取山には珍しい三角点がある」と教えていただきました。そこで初めて、ソロで東京の最高峰にチャレンジ。這々の体でしたがなんとか日帰りで行くことができたのです。

 

雲取山の珍しい三角点。原三角点というらしいです

その後、家族と富士山に登頂することもできました。

富士山山頂は驚きの白さでした

一昨年前には膝を痛め、山歩きを諦めた時期もありましたが、今では高尾山くらいなら歩けるまでに復活しました。膝を痛めたことと復活したエピソードもいずれブログにアップできたらと思います。

今の目標はまた富士山や雲取山などを歩くことです!

 

 

 

 

 

巾着田の秋を歩く:飯能駅から奥武蔵自然歩道を楽しみながら

現在、埼玉県日高市では巾着田曼珠沙華まつりが開催されています。

kinchakuda.com

 

9月27日時点では早咲きの一部エリアで4〜5分咲きとのことで、見込みでは9月末から10月はじめに満開らしいですよ。(10月4日現在見ごろらしいですよ)

巾着田と絡めたハイキングでは近くの日和田山に行くことが多いのですが、もっとゆるく歩ける、散歩に近いハイキングとして飯能駅から巾着田に向かう、奥武蔵自然歩道を7kmほど歩くルートをご紹介します。

巾着田の最寄駅は高麗駅ですが、電車の本数は飯能駅の方が多いですし、JR利用なら東飯能駅も利用できて便利です。(帰りは結局高麗駅を使うことになりますが)

飯能駅から巾着田までは歩きで2時間程度です。

 

西武鉄道のホームページからマップをダウンロードすることができます。

www.seiburailway.jp

 

私は奥武蔵登山詳細図を使っています。いわゆる「守屋地図」大好きマンです。

 

まずは飯能駅からスタート。

 

標高195mの天覧山を目指します。

街中に道標がたくさんあるのでわかりやすいですが、事前に登山アプリのYAMAPやヤマレコで地図をダウンロードしたり、予定ルートを引いておくと迷いにくいと思います。

観音寺というお寺の脇の坂を登るとあっというまに山頂に。

なお、山頂直下にトイレ(水洗!)がありますが、ここを逃すと巾着田までないので、できれば済ませておきたいです。

 

天気が良ければ富士山も見ることができますよ。

うっすらと見えているのですがわかるでしょうか

天覧山からは多峯主山(とうのすやま)へ行く人も多いのですが、巾着田に行くには道標の「高麗峠」を目指して歩きます。

https://www.seiburailway.jp/railways/hiking/okosama/koma/index.html のマップより

西武線のガードをくぐるとカインズがありますので、飲み物やおやつなどの購入もできますよ。地図を見たらマミーマートもありましたね。(今気づきました)

ゆるゆる歩けば高麗峠に。アップダウンはほとんどないので初心者でも安心です。

高麗峠にはベンチもあります

高麗峠から30分ほど歩くとドレミファ橋につきます。ドレミファ橋にを渡れば巾着田です。

https://www.seiburailway.jp/railways/hiking/okosama/koma/index.html のマップより。紫のルートではなく、薄緑の点線ルートのドレミファ橋経由で巾着田に。昨年は高麗峠からドレミファ橋のルートが通行止めでした。最新情報を調べてからがオススメです。

ヒガンバナの開花時期は入場料が必要です。今年は大人500円のようです。現金だけでなく、交通系ICも使えますよ。

巾着田に来たらたくさんの人が。

去年の様子です

会場内にはキッチンカーなども出店していますので、ここでお昼でもいいかもしれません。ただし、ベンチの数は限りがあるのでレジャーシートなどを持参しても。

昨年はキッチンカーなどの並ぶエリアに

レジャーシートをしいて楽しんでいる方もいらっしゃいました。

今年はまだ行っていないため状況は不明ですが、行く時はかさばらないシートを持っていきたいと思います。

ちなみに開花状況はライブカメラで確認できるようですよ。

巾着田から高麗駅までは街中歩きなので、道標通りで大丈夫。

だいたい20分くらいです。

歩く人もたくさんいますので迷う心配はほとんどないと思います。

駅までの道すがら、農家の方の直売野菜なども購入でき、駅近くには豆腐屋さんや自然食品のおみせなどもあり、楽しく歩けますよ。

体力に自信のある方は日和田山に行ってもいいかもしれません。

 

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里山ハイキングの必須アイテム 登山の「三種の神器」を中心に安全面を意識して

これから里山ハイキングの良さや、ルートなどをご紹介したいと思いますが、その前に、大事な装備について、記事にまとめます。

 

体力の落ちてきたアラ還、装備でリカバーできるところはしたい! でも高機能の装備はお値段も上がりますので、お財布との相談も…

ということでどうしても大事な部分を中心に、私の使用している装備を中心に書いていきたいと思います。

 

 

登山の「三種の神器」は押さえたい

登山で「三種の神器」と言えば、

「リュックサック」「レインウエア」「登山靴」のことを指すようです。

www.ishii-sports.com

三種の神器その1:リュックサック(ザック)

まずリュックサック(ザック、バックパックという場合もあります)。

必要な装備やご飯などを入れて、両手を塞がないよう運ぶためにはやはりリュックを使いたいところ。

家にあればまずはそれを使ってみるのもいいと思います。私は最初、エーグルのパッカブル(折りたたんで小さくなる)リュックを使っていました。20Lくらいと思います。

 

 

ない場合は購入になりますが、いずれは高尾山や富士山に行きたいとか、

1泊くらいの山小屋泊もしてみたいなら、25〜30L(リットル)程度のリュックが使いやすいと思います。できればレインカバーもあると雨の時も安心。登山用のリュックであれば、レインカバーが付属のものも多いです。

私が初めて使ったのはドイターのフューチュラ28(今はなさそうです)。当時は女性用モデルのSLがあることを知らず…。女性用の方が体に合ったと思います。

 

三種の神器その2:レインウェア

丘陵ハイキングでは雨が降ってもすぐ街に出られる場所も多いと思いますが、

山道(トレイル)を傘をさして歩くのは片手がふさがりちょっと心配。

レインウェアは寒い時の防寒着にもなり、防災時にも活用できるので

ぜひ揃えたいところです。

レインジャケットとパンツのセパレートタイプが使いやすいです。


レインウェアのお値段はピンキリで迷うところですが、

必ず透湿防水素材のレインウェアを選んでくださいね。

ゴアテックスなら安心ですが、私のレインウェアはモンベル独自の透湿防水素材が採用されているサンダーパスです。購入の際にはミズノのベルクテックと迷いました。

できれば登山用のレインウェアが望ましいですが、丘陵ハイキングや低山歩きなら、ワークマンのレインウエアでも。透湿性がなくて破れやすいビニールカッパはおすすめできないです。

三種の神器その3:登山靴

丘陵ハイキングならウォーキングシューズや運動靴でもいいと思います。いずれ山歩きをしたい場合は足首を固定できるミドルカットの登山靴が安心と思います。

登山靴もゴアテックスなど透湿防水素材を選びたいです。高尾山でも沢沿いの6号路は小川の中を歩くところもあります。ほとんどの方が運動靴、濡れないようこわごわと歩いていますが、登山靴なら気にせずじゃぶじゃぶ歩けて、特に夏場は気持ちいいですよ。(ほとんどの登山靴は透湿防水と思いますが、購入時にはご確認を)

今はいくつか登山靴を持っていますが、幅広の私の足に一番しっくりきたのはキャラバンでした。

購入時には厚めの靴下持参でたくさん試しばきしてくださいね。足に合わない時は無理に購入しなくても大丈夫。今の所これで店員さんに怒られたことはないです(笑)。

ちなみに私が初めて一人で高尾山に登った時に履いていたのはニューバランスのウォーキングシューズでした。若かりし頃のお話です(笑

購入する前にレンタルで試してみるのもいいかもしれません。

三種の神器以外であるといい装備

私が重要と思う順番に掲載していきます。

地図とコンパス、登山アプリ(スマホ

丘陵歩きとはいえ道迷いしないように地図は必須、現在地を把握するにはコンパスも必要です。

でも地図読みはちょっとした訓練も必要。今はYAMAPやヤマレコなどの登山用アプリを使い、ダウンロードした地図を見れば現在地を把握できます。これらのアプリは多くの機能が無料で使用できますから、スマホにダウンロードしておくと安心です。

また、YAMAPもヤマレコも安全のための機能として、山歩き中の現在地を家族などに送信できるシステムがあります。(YAMAPは「みまもり機能」、ヤマレコは「イマココ」)私は丘陵歩きの際でもイマココで家族に現在地を送信しています。

将来的に山歩きをする場合、万が一遭難した時の情報共有のためにも、これらのアプリを入れておくことで早い救助につながります。もちろん、丘陵ハイキングでも万が一の時のため、家族などに情報共有できれば安心です。アラ還はいろいろなリスクがありますので…また、これらのアプリから登山届を提出できる場合もあります。登山用アプリを使うなら、モバイルバッテリーもあればより安心です。

また、万が一の遭難時にヘリが出動して場所を特定できる「ココヘリ」というサービスもあります(こちらは有料です)。

Tシャツなどのアンダーウェア

 登山の時には綿素材のアンダーウェアはNG。汗をかいても乾きにくく、低体温症の原因となるためですが、そもそも汗を吸ったままの下着って嫌なものですよね。

丘陵ハイキングでも汗はかきますので、綿素材は避けたいです。私は、今でもランニング用の長袖Tシャツやユニクロなどの化繊製の速乾Tシャツを活用することもあります。

ウール素材のアンダーは汗の臭いが気にならないのでおすすめです。これも登山用がベストです。アイスブレーカーはお高いものの普段使いでもおしゃれに見えるカラー・デザインです。

 

でも登山用はどうしてもお値段が、という時には、実はワークマンや無印良品(レディースのみかも)で比較的お安く購入できますよ。両方とも色はブラックやホワイト程度です。

Amazonを見ていたらこんな国産メーカーのウールTシャツもありました。(リンクばかりで申し訳ないですが、自分のおぼえがきも兼ねて貼ります)

 

また、靴下も、ハイキング用のちょっと厚めの方がクッション性もあって疲れにくく、また靴擦れ防止にもいいと思います。

ウール混で日本のメーカーの靴下をやはり見つけたので、以下のリンクはいずれ買う自分へのおぼえがきです。

水と食料(おやつ)

丘陵ハイキングでは意外と自販機のないところが多く、今年のように気温高めの年は熱中症予防の観点でも、水などの飲み物は多少多めが安心です。

都内では小峰公園や長沼公園など、公園内に丘陵ハイキングのコースが通っている場合もありますので、水道があれば汲むこともできます。

万が一転んだときなどの洗浄用にも、真水は持っておきたいです。

そして、丘陵を歩きにはおやつなどの食べ物も持っていきたいです。万が一のときの非常食にもなりますし、なにより、登山口の最寄駅で地元の美味しいものを買ってからのハイキングは楽しいものです。

丘陵の眺めのいいところでのお昼はもちろん、

午後の丘陵歩きのおやつも楽しみになりそうです(コーヒーも欲しくなりそう!)。

帽子と手袋

頭を守るためにも、直射日光を避けるためにも、安全のために帽子は必須。

ゴアテックスなどの透湿防水素材や撥水性のある帽子ならちょっとした雨でもしのげますよ。手袋は軍手でもいいです。

タオルや手ぬぐい

歩けば汗をかくもの。ハンカチよりも手ぬぐいなどの方がふきやすいです。

しわしわですみません(汗)山歩きで集めた手ぬぐい、テンションも上がります

ヘッドライト

万が一暗くなった場合に、あると便利なヘッドライト。

丘陵ハイキングでは100均のキーホルダー式LEDライトでもいいかもしれませんが、いずれ山歩きをするのであればヘッドライトの購入を検討してもいいかもしれません。

日焼け止め

アラ還は日焼けを避けたいお年頃。私は安いものを使っていますが、お肌に合ったものを。

エマージェンシーキット

と言えば大げさですが、ちょっとした怪我や不調に対応できるお薬など一式(湿布や絆創膏、虫刺されの薬、風邪薬、消毒綿、痛み止めなど)、エマージェンシーシート、笛、ビクトリノックスなどを入れています。また私はクマ鈴もしのばせています。都内の丘陵歩きでも今は油断できないので…

保険証

万が一のために!

お財布

最近ではスマホ決済でほとんど用が済むのでうっかり忘れがちですが、現金は大事。

着替え

必須ではありません。丘陵ハイキングの後に温泉や銭湯によってさっぱりしたい時は持っていきます。

ストック

必ずしも必要ではありませんが、私は半月板を痛めた際、丘陵歩きでも少なくともストック1本は持参していました。100均の安い杖(ダイソーで150円くらい)もありますが伸縮しないので、やはり登山用が良いと思います。

以上、丘陵歩きの際の、安全面を中心とした装備を記してみましたが、行く場所により取捨選択することも多いです。

私はモンベルのストックを使っています。壊れても大抵は修理できるので安心ですし、長く使えるのでお得と感じました。以前プラスチックの部品が壊れた時、修理代は500円くらいでした。

また、体力の落ちているアラ還はできれば軽量化も図りたいもの。いずれ軽量化についても記事にできればと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

アラ還女子、ハイキングをはじめたきっかけ

はじめまして。アラ還女子のくまもりです。東京在住です。

10数年前より独学でハイキングをはじめ、家から比較的行きやすい高尾や奥多摩などをメインに歩いています。(なので、ハイキングを始めた頃はまだアラ還ではありませんでした)

高尾山の山頂からの富士山と相模湖


学生時代はほとんど運動をしたことがない私がハイキングをはじめたわけは、10数年前の病気をきっかけに、お医者さんから歩くことを勧められたから。最初は近場を散歩していましたが、徐々に標高の高い山を歩くようになりました。

仕事や家庭もあり、主に日帰りで公共交通機関を利用して山歩きを楽しんでいます。

以前は富士山やアルプスの山を歩くこともありましたが、数年前に膝の半月板を損傷してからはペースを落としてゆるくハイキングを楽しんでいます。

仙丈ケ岳を歩いた時の景色です

 

還暦が射程圏内になり、体力低下も気になるお年頃ですが、それでも歩ける範囲で山を楽しめればと思う今日この頃です。

私のように運動経験がなく、年齢とともにさらに体力が落ちていても山頂などからの素敵な景色を楽しめることを知っていただきたいと思い、ブログをはじめました。

同年代のアラ還女子などに私が一人で山を歩いている話しをすると、山を歩きたいけどちょっとこわい、とおっしゃることが意外と多いのです。それで、山を歩きたいと思っているけど踏み出せない方々に、私の小さな経験が少しでもご参考になればうれしく思います。

よろしくお願いします。

 

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