丘陵ハイキングのときは「遭難」なんて言葉は頭にありませんでした。すぐ住宅地に戻ることができますから、知らない場所としてもタクシーをよべばいいと考えていました。(でも、丘陵ハイキングでも捻挫や骨折などで動けなくなればいろいろな方にご迷惑をおかけするんですから甘い考えだったのですが)。
でも、山歩きの場合、高尾山でも捻挫して自力下山できなければ遭難となり、救急車だってすぐには来れません。そこで、高尾山などの山を歩くようになった頃から、遭難に関する本やブログをたくさん読むようになりました。KYT(危険予知トレーニング←何故トレーニングだけ英語⁈)は本当に大事。遭難ダメ絶対。
特にアラ還は遭難しがちなお年頃ですから、まずは知識習得や情報収集は大事。
遭難に関する書籍を多くご執筆の羽根田治さんは日本山岳救助機構合同会社(jRO)のHPで「オサムの”遭難に遭う前に、そして遭ったら」を連載しています。
上記の記事はネットの情報、特にYouTubeの遭難動画は注意が必要、という内容です。パクリ動画だったり、動画内で取り上げた事例で遭難された方の名誉毀損になるケースも。(ここには書きませんが、有名な登山家の方の遭難死に関する動画はさすがにちょっとどうかと思いますが)
YouTubeの遭難動画は、やはり発信源が確かなチャンネルを見たいと思います。個人的に好きなチャンネルはこちら。
こちらはアラ還としては見逃せない動画。12分ほどですので通勤電車の中でサクッと見れますよ。40歳以上は登山者の割合も多いけど、遭難する人の比率も上がりますよ、歳なりに体力も低下するし発病リスクも上がるし(まあ、そうだよね)、って感じです。詳しくは動画をご覧くださいね。
まとやんさんは元技術者でヤマレコを立ち上げた方。データの説明がザ・理系という感じで安心できます。(途中のCMにオーダースーツSADAが出てきたときは本当に飲んでいたお茶を吹きそうになりました)
また、競合アプリのYAMAPのサービス変更に関する動画解説もアップするなど、正直ベースの解説、せめている感じが好みです。
また、月刊誌の「山と渓谷」もYouTubeチャンネル「山と渓谷ch.」を開設しています。以下の動画は今こそ見ておきたい動画かも。
また、山と渓谷ch.1には元警視庁・青梅警察署山岳救助隊のコン(金)さんの著者からのエピソードを紹介した動画もアップされています。
川苔山のお話は「侮るな東京の山」にも確か紹介されていたと思います。これを読んで川苔山はこわいという印象になり、しばらくいけなかったのです。もっとも、百尋ノ滝ルートは未だに通行できていません(鋸尾根もなかなかでしたが)。
「侮るな東京の山」もKindle Unlimited登録で無料で読めます。もちろんご購入いただいた方が私としてはありがたいですし、私は紙と電子両方で読みましたが、アラ還は紙の方が読みやすいとは思います。もちろん電子書籍の方が読みやすいかたはKindleでも。
他の遭難関係のYouTubeをざっと見て見たところ、他のチャンネルは羽根田さんがおっしゃるようにネタをパクって作成していると思われ、タイトルも煽るようなセンセーショナルなものばかりに見え、ちょっと気持ちが萎えてしまった動画も…。
個人的に参考にしたい動画は、以上のヤマレコ社長さんのチャンネルと山と渓谷ch.かな、と思います。
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