これから丘陵などの里山ハイキングの良さや、ルートなどをご紹介したいと思いますが、その前に、大事な装備について、記事にまとめます。
体力の落ちてきたアラ還、装備でリカバーできるところはしたい! でも高機能の装備はお値段も上がりますので、お財布との相談も…
ということでどうしても大事な部分を中心に、私の使用している装備を中心に書いていきたいと思います。
登山の「三種の神器」は押さえたい
登山で「三種の神器」と言えば、
「リュックサック」「レインウエア」「登山靴」のことを指すようです。
三種の神器その1:リュックサック(ザック)
まずリュックサック(ザック、バックパックという場合もあります)。
必要な装備やご飯などを入れて、両手を塞がないよう運ぶためにはやはりリュックを使いたいところ。
家にあればまずはそれを使ってみるのもいいと思います。私は最初、エーグルのパッカブル(折りたたんで小さくなる)リュックを使っていました。20Lくらいと思います。
ない場合は購入になりますが、いずれは高尾山や富士山に行きたいとか、1泊くらいの山小屋泊もしてみたいなら、25〜30L(リットル)程度のリュックが使いやすいと思います。できればレインカバーもあると雨の時も安心。登山用のリュックであれば、レインカバーが付属のものも多いです。
私が初めて使ったのはドイターのフューチュラ28(今はなさそうです)。当時は女性用モデルのSLがあることを知らず…。女性用の方が体に合ったと思います。
三種の神器その2:レインウェア
丘陵ハイキングでは雨が降ってもすぐ街に出られる場所も多いと思いますが、山道(トレイル)を傘をさして歩くのは片手がふさがりちょっと心配。
レインウェアは寒い時の防寒着にもなり、防災時にも活用できるのでぜひ揃えたいところです。レインジャケットとパンツのセパレートタイプが使いやすいです。
レインウェアのお値段はピンキリで迷うところですが、必ず透湿防水素材のレインウェアを選んでくださいね。
ゴアテックスなら安心ですが、私のレインウェアはモンベル独自の透湿防水素材が採用されているサンダーパスです。購入の際にはミズノのベルクテックと迷いました。
できれば登山用のレインウェアが望ましいですが、丘陵ハイキングや低山歩きなら、ワークマンのレインウエアでも。透湿性がなくて破れやすいビニールカッパはおすすめできないです。
三種の神器その3:登山靴
丘陵ハイキングならウォーキングシューズや運動靴でもいいと思います。いずれ山歩きをしたい場合は足首を固定できるミドルカットの登山靴が安心と思います。
登山靴もゴアテックスなど透湿防水素材を選びたいです。高尾山でも沢沿いの6号路は小川の中を歩くところもあります。ほとんどの方が運動靴、濡れないようこわごわと歩いていますが、登山靴なら気にせずじゃぶじゃぶ歩けて、特に夏場は気持ちいいですよ。(ほとんどの登山靴は透湿防水と思いますが、購入時にはご確認を)
今はいくつか登山靴を持っていますが、幅広の私の足に一番しっくりきたのはキャラバンでした。
購入時には厚めの靴下持参でたくさん試しばきしてくださいね。足に合わない時は無理に購入しなくても大丈夫。今の所これで店員さんに怒られたことはないです(笑)。
ちなみに私が初めて一人で高尾山に登った時に履いていたのはニューバランスのウォーキングシューズでした。若かりし頃のお話です(笑
購入する前にレンタルで試してみるのもいいかもしれません。
三種の神器以外であるといい装備
私が重要と思う順番に掲載していきます。
地図とコンパス、登山アプリ(スマホ)
丘陵歩きとはいえ道迷いしないように地図は必須、現在地を把握するにはコンパスも必要です。
でも地図読みはちょっとした訓練も必要。今はYAMAPやヤマレコなどの登山用アプリを使い、ダウンロードした地図を見れば現在地を把握できます。これらのアプリは多くの機能が無料で使用できますから、スマホにダウンロードしておくと安心です。
また、YAMAPもヤマレコも安全のための機能として、山歩き中の現在地を家族などに送信できるシステムがあります。(YAMAPは「みまもり機能」、ヤマレコは「イマココ」)私は丘陵歩きの際でもイマココで家族に現在地を送信しています。
将来的に山歩きをする場合、万が一遭難した時の情報共有のためにも、これらのアプリを入れておくことで早い救助につながります。もちろん、丘陵ハイキングでも万が一の時のため、家族などに情報共有できれば安心です。アラ還はいろいろなリスクがありますので…また、これらのアプリから登山届を提出できる場合もあります。登山用アプリを使うなら、モバイルバッテリーもあればより安心です。
また、万が一の遭難時にヘリが出動して場所を特定できる「ココヘリ」というサービスもあります(こちらは有料です)。
Tシャツなどのアンダーウェア
登山の時には綿素材のアンダーウェア(登山ではベースレイヤーと言います)はNG。汗をかいても乾きにくく、低体温症の原因となるためですが、そもそも汗を吸ったままの下着って嫌なものですよね。素材は化繊やウールなどが良いとされています。
丘陵ハイキングでも汗はかきますので、私は、今でもランニング用の長袖Tシャツやユニクロなどの化繊製の速乾Tシャツを活用することもあります。
ウール素材のアンダーは汗の臭いが気にならないのでおすすめです。これも登山用がベストです。アイスブレーカーはお高いものの普段使いでもおしゃれに見えるカラー・デザインです。
でも登山用はどうしてもお値段が、という時には、実はワークマンや無印良品(レディースのみかも)で比較的お安く購入できますよ。両方とも色はブラックやホワイト程度です。
Amazonを見ていたらこんな国産メーカーのウールTシャツもありました。(リンクばかりで申し訳ないですが、自分のおぼえがきも兼ねて貼ります)
また、靴下も、ハイキング用のちょっと厚めの方がクッション性もあって疲れにくく、また靴擦れ防止にもいいと思います。
ウール混で日本のメーカーの靴下をやはり見つけたので、以下のリンクはいずれ買う自分へのおぼえがきです。
水と食料(おやつ)
丘陵ハイキングでは意外と自販機のないところが多く、今年のように気温高めの年は熱中症予防の観点でも、水などの飲み物は多少多めが安心です。
都内では小峰公園や長沼公園など、公園内に丘陵ハイキングのコースが通っている場合もありますので、水道があれば汲むこともできます。
万が一転んだときなどの洗浄用にも、真水は持っておきたいです。
そして、丘陵を歩きにはおやつなどの食べ物も持っていきたいです。万が一のときの非常食にもなりますし、なにより、登山口の最寄駅で地元の美味しいものを買ってからのハイキングは楽しいものです。
丘陵の眺めのいいところでのお昼はもちろん、
午後の丘陵歩きのおやつも楽しみになりそうです(コーヒーも欲しくなりそう!)。
帽子と手袋
頭を守るためにも、直射日光を避けるためにも、安全のために帽子は必須。
ゴアテックスなどの透湿防水素材や撥水性のある帽子ならちょっとした雨でもしのげますよ。手袋は軍手でもいいです。
タオルや手ぬぐい
歩けば汗をかくもの。ハンカチよりも手ぬぐいなどの方がふきやすいです。
ヘッドライト
万が一暗くなった場合に、あると便利なヘッドライト。
丘陵ハイキングでは100均のキーホルダー式LEDライトでもいいかもしれませんが、いずれ山歩きをするのであればヘッドライトの購入を検討してもいいかもしれません。
日焼け止め
アラ還は日焼けを避けたいお年頃。私は安いものを使っていますが、お肌に合ったものを。
エマージェンシーキット
と言えば大げさですが、ちょっとした怪我や不調に対応できるお薬など一式(湿布や絆創膏、虫刺されの薬、風邪薬、消毒綿、痛み止めなど)、エマージェンシーシート、笛、ビクトリノックスなどを入れています。また私はクマ鈴もしのばせています。都内の丘陵歩きでも今は油断できないので…
保険証
万が一のために!
お財布
最近ではスマホ決済でほとんど用が済むのでうっかり忘れがちですが、現金は大事。
着替え
必須ではありません。丘陵ハイキングの後に温泉や銭湯によってさっぱりしたい時は持っていきます。
ストック
必ずしも必要ではありませんが、私は半月板を痛めた際、丘陵歩きでも少なくともストック1本は持参していました。100均の安い杖(ダイソーで150円くらい)もありますが伸縮しないので、やはり登山用が良いと思います。
以上、丘陵歩きの際の、安全面を中心とした装備を記してみましたが、行く場所により取捨選択することも多いです。
私はモンベルのストックを使っています。壊れても大抵は修理できるので安心ですし、長く使えるのでお得と感じました。以前プラスチックの部品が壊れた時、修理代は500円くらいでした。
また、体力の落ちているアラ還はできれば軽量化も図りたいもの。いずれ軽量化についても記事にできればと思います。
ご参考になれば幸いです。