今週のお題「部活」。
私は学生時代、地学部でした。ちょっとマニアックですよね。本当は天文部に入部したかったのですが、当時入学した学校には地学部しかなかったんです。
地学部ですから、天体観測だけでなく地学全般が対象でした。地質の勉強のためのフィールドワークもするし、毎日持ち回りで観天望気もしていました。
観天望気とは、空の雲の様子や、風の強弱や方角を記録することで、当時は気温も記録していた気がします。天文に興味があって入部した私は、当時は言われるがままなんとなく観天望気に取り組んでいました。
ちなみに雲の多い日には晴れかくもりか迷うところですが、気象庁によれば
雲量が2から8のときは「晴れ」、9から10のときは「くもり」
だそうです。学生時代もこの基準で記録していた気がします。
上記は簡潔に書かれている子供むけのHPですが、もう少し正確な定義は以下に。
また部活では、NHKラジオの気象通報を聞いて天気図も書いていました。当時使っていた日本気象協会版の天気図は現在は絶版のようですが、別の出版社などから発行されている天気図が入手できるようです。
ちゃっかりアフィリエイトのリンクを置きましたが、以下のサイトでは天気図をアップして、無料ダウンロードさせてもらえるようです。ありがたや。こちらで久しぶりにに天気図を書いてみてもいいかも、とも思います。ただしこちらはHPの運営者さん自作の天気図であり、使用は自己責任、とのことです。
山歩きを始めたのはそんな学生時代からうん10年を経た後。でも少なくとも山歩きの時に自然と空を見る癖は、当時は義務だったとしても、コツコツ続けた観天望気が少しでも役立っているのかな、と思います。
例えば雨が降っていても、雲などを見て下山までずっと小雨かと思えば山歩きを続行したり、急に冷たい風が吹くなど、急変時は撤退を検討したり(滅多にありませんが)。
また、インターハイの登山大会(全国高等学校総合体育大会登山大会)などでは、今でも天気図作成が競技の一部になっているそうです。
わかりやすい天気図の書き方が以下のリンク先にあったので置いておきますね。
さすがに今は天気図こそ描きはしませんが、特に標高の高めの山を歩く時は、特に天気予報の天気図はしっかり見るようにしています。Kasayanさんのブログはわかりやすく、いつも参考にしています。
山歩きをするようになってから、気象予報士の資格を取るのもいいかな、と思った時もありましたが、テキストを開いたら熱力学が出てきてどうしたものかと。PV=nRTは学生時代に学んだものの、今となってはそうそう計算しないです…。
今さら色々なことを勉強するのか_(´ཀ`」 ∠)_という気持ちと、還暦目前の今こそ新しいことにチャレンジするのもカッコいいかも、という気持ちがせめぎ合っている今日この頃です。
ちなみに、地学部と言いつつ、当時は縄文土器を作ったり、黒曜石を削って鏃(やじり)にしたり、火起こしなどもしていました。これは考古学ではないのかしらとうっすらと思いつつ、ぼんやりさんの私はやはりぼんやりと黒曜石を削っていたのでした。
信州の茅野や諏訪の方では黒曜石が取れると聞き、ちょっとテンションが上がるのはこの時の経験があるからでしょうか(と言いつつ見に行ったことはないのですが)。
黒曜石はさておき、地質も登山には重要なファクターのようで、例えば至仏山や谷川岳で多く見られる蛇紋岩は滑りやすいとか、八ヶ岳などの火山では溶岩が見られるなど。
地質については、学生時代に住んでいた地域と山歩きの地域はちょっと違うこともあり、本当は勉強した方が山歩きが楽しくなりそうな気もしつつ、せいぜいビジターセンターの展示を見る程度になってしまっています。
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