アラ還女子のゆるゆるハイキング 主に関東近郊

いろいろあるけどすきを見て山を歩いています

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夏のゆる山歩き:アルプスに行けない人向け(おぼえがき)

夏山といえば北や南のアルプスなどの縦走記録が、YAMAPやヤマレコなどにたくさん上がります。でも今の私には、親のこともありちょっと難しい。

実は5年ほど前、テント泊用品一式を購入しましたが、直後に親の認知症発症などがあり、 結局テント泊は1泊を数回程度。もっとも、キャンプや防災でも使えますし、買ったことは後悔していません笑 できれば今年こそ1回はテント泊したいのですが。

事情はさておき、わが家(東京市部)からは比較的すぐ高尾山に行けるのがメリットと思います。首都圏は公共交通機関で高尾や奥多摩、奥武蔵や秩父、丹沢などへ行きやすく、実はハイカーに恵まれた環境と思います。ただ、夏場は…。そこで今回は公共交通機関でなるべく涼しく山歩きできそうな場所やアイデアを自分のためのおぼえがきかねてアップします。

日本アルプスにはなかなか行けない私でも夏に少しでも涼しく歩ける山や方法など、自分なりに調べてみました。少しでもご参考になればうれしいです! 

もちろんもっといい場所やいい方法もあると思います。また、まだ行ったことがないところも、いずれ行く時のために公共交通機関などを調べました。もろもろ、思い出したら追記するかもしれません。

その1:都内の山でもなるべく標高を上げて歩き始める

ケーブルカーでなるべく標高を稼ぐというのが一つの方法かなと思い、高尾山や御岳山、夏場はケーブルカーに頼ることも多いです。それでも多少は暑いんですけどね。大山(丹沢)にもケーブルカーはありますが、ヒルにビビって夏場は歩いたことがありません笑

宝登山もロープウェイはあるものの、標高が低すぎて(497m)夏に行ったことはないのです。

hodosan-ropeway.co.jp

でも宝登山なら有名なかき氷もありますし、クールダウンできそうですね。

tabelog.com

また、東京の場合、檜原村の三頭山なら登山口(都民の森)の標高は1000m近くと、真夏でもそこそこ涼しいです。

hinohara-kankou.jp

アルプスに比べれば暑くても、気軽に行けるのが魅力。登山口までは武蔵五日市駅からバスです。帰りに日帰り温泉(数馬の湯)で汗を流せるのもポイント高いです。

その2:沢沿いを歩く

その1でご紹介した高尾山なら6号路、御岳山ならロックガーデン。奥多摩だと大多摩ウォーキングトレイルや御岳渓谷。水辺はそこそこひんやりしてますので、水の力を活用です。暑くないわけではなく、マシという程度かもしれませんが。

www.okutama.gr.jp

奥武蔵なら五常の滝経由の日和田山もいいかもしれません。

www.seiburailway.jp

あ、この時期丹沢はヒルが苦手で歩いてないので、情報不足です。ごめんなさい。

その3:アルプスに行けなくても日帰りできるゆるい山

今まで夏に日帰りで歩いた山を列挙しておきます。ちょっと遠い山もあり、交通費はそこそこかかります。本当は泊まりで行きたいところばかりです。

栃木

日光(戦場ヶ原など)

日光駅からバス。観光地なのでバスの本数が多い点が魅力です。その分混む時もあるかもしれません。

www.tobu-bus.com

戦場ヶ原は平坦ですが、雨や雷の時に避難できる建物は多くないので、登山前提の装備で。私が戦場ヶ原を歩いた時は雷雨で大変でした。

那須岳

私が行った時は、行きは那須塩原駅まで新幹線(在来線利用なら黒磯駅)。そこからバスでロープウェイ乗り場まででした。

kantobus.info

pdfの時刻表も置いておきます(2025年の情報です)。

https://www.kantobus.co.jp/common/sysfile/topics/ID00001249binary1.pdf

バスのフリーパスもあるようです。

https://www.kantobus.co.jp/common/sysfile/topics/ID00000472binary1.pdf

www.nasu-ropeway.jp

行きは新幹線を使いましたが帰りは黒磯まで行き、宇都宮駅から湘南新宿ラインに乗りました。休日おでかけパス利用です(自治医大から那須塩原までは区間外のため別途運賃支払いました)。

私が行った時は驚きの白さでした笑

群馬

赤城山

前橋駅からバス。以下のリンクは直通バスですが、

kan-etsu.net

直通以外のバスもあるので案外本数は多そう。以下リンクの富士見温泉線・前橋赤城山線・富士見赤城山線です。土日休日で午前中登山開始なら前橋駅発7:32、8:27、8:45(直通)、9:00です。

kan-etsu.net

直通バス以外は富士見温泉で下車になり、直通よりも運賃が少し高くなるので、場合によってはフリー乗車券の方がお得と思います。どうせ降りるのなら、いっそのこと富士見温泉で汗を流してもいいかもしれません。

kan-etsu.net

どうも私が歩く時はこんなかんじばかりで。

榛名山

高崎駅渋川駅からバス。帰りは伊香保温泉で汗を流せます。伊香保は人気の温泉地、道路は赤城より混むかもしれません。

谷川岳

登山口(天神平)までのアクセスは上毛高原駅水上駅からバスとロープウェイです。温泉で汗を流したい時は水上駅利用で水上温泉が無難です。上毛高原駅近くには温泉はなかった気がします。(違っていたらすみません)

 

ちなみに上記は上毛三山というわけではありません。(赤城と榛名は上毛三山に含まれますが)

山梨

飯盛山や、八ヶ岳山麓の美し山や天女山清里ピクニックバスが利用できて便利です。

kiyosato.gr.jp

飯盛山

飯盛山野辺山駅から歩くこともできますし、野辺山からの無料バス「くるり野辺山2025」を利用すれば、登山口のあるしし岩までバスで移動できるので、車道歩きがかなり省略できますよ(2025年の場合)。

www.minamimakimura.jp

電車の都合でくるり野辺山行きに乗れない場合もあきらめないで!今年は天文台までのバスも運行されているようです。天文台近くにも登山口がありますよ。

www.kanko-nobeyama.jp

ピクニックバスの場合は「JR最高地点」バス停が比較的登山口に近いと思います。

7月には隣の大盛山がニッコウキスゲで黄色に染まるようです。(2025年7月11日追記:今ちょうど見頃〜終盤のようですが、SNSなどの情報を見ると、まだニッコウキスゲ楽しめるようですよ!)

私が歩いたのは極寒の2月でした。展望は最高だったんですけどね…

南牧村さんは飯盛山トレッキングマップも公開してくださっていてありがたいです。登山口の場所は上記リンクの地図を参照してくださいね。バスに無料で乗車できたら、帰りはなるべく地元のお土産などを購入したいなあと思います。

美し森、天女山

牛さんをみたいときは美し森から天女山までのコースがお勧め。

こちらも美し森や天女山登山口近くの八ヶ岳倶楽部まで清里ピクニックバスが利用できます。がっつり歩きたい人は清里駅甲斐大泉駅から歩いても。

よかったら、少し前に私が歩いた時の体験記もご参考にしてくださいね。

kumamori-hike.com

コースは以下をご参考に。

kiyosato.gr.jp

下山後は清泉寮のソフトクリームも楽しみ。

茅ヶ岳

茅ヶ岳は登山口の深田記念公園に、韮崎駅から8:51のバスです。岩も多い山なので、歩く時はちょっと注意して。隣の金ヶ岳まで歩く人も多いですが、ちょっと下痩せ尾根などもあり、注意は必要です。(ロープはあったと思います)

cus4.kyohoku.jp

ちょっと頑張って編笠山を歩くなら、小淵沢駅からマウンテンタクシー利用です(以下のリンクは2024年の情報です)。

www.mountaintaxi.jp

累積標高差は1000mくらい、登山口の観音平から編笠山まで往復で6時間くらい(休憩含まず)。でも私の今の足だともう少しかかりそう。行きは9:00 小淵沢駅発、帰りは16:00 観音平登山口駐車場 発なので、山頂まで行けないかも…。

これから行ってみたい日帰り山としては、金峰山(大弛峠)。

以下のバスを使えば往復4時間程度。ゆるハイキングよりは難易度が上がりますが、一度チャレンジしたいです。

eiwa-kotsu.jp

ゆるく歩きたい時は、大弛峠から国師ヶ岳なら、往復2時間程度のようです。こちらも気になっています。

長野

車山、霧ヶ峰

バスで登山口まで行ける車山や霧ヶ峰。比較的日帰りしやすいですが、実は樹林帯がそんなに多くないので、天気のいい時は日差しで思ったより涼しくないもあります。

www.alpico.co.jp

北横岳

北横岳もいいですね。JR(茅野駅)バス(アルピコ交通)>ロープウェイ利用です。

www.alpico.co.jp

ただ、ロープウェイに乗ってから歩き始めると10時半を過ぎてしまうんですよね。コロナ前は茅野駅7時55分発の北八ヶ岳ロープウェイバス停に行くバスがあり、9時台には歩き始められたんですが…。

入笠山

入笠山もロープウェイなのだけど、富士見駅から無料バスが出ているのがお財布に優しいところ。行きの富士見駅発が10時、帰りの富士見パノラマ発が15時です。10時の富士見駅発のバスに乗るには特急でもいけますし、高尾を7時3分に出る各駅停車(交付乗り換え)でもいけます。

www.fujimipanorama.com

木曽駒ケ岳

木曽駒ケ岳はロープウェイの行列がなければ、日帰りできなくもないとはいえ、私が行った時には新宿発朝イチ(6時代)のバスに乗り、登山開始が11時40分ごろ、下山は16時ごろでした。歩き始めがちょっと遅いのであまりお勧めはできないかも。駒ヶ根前泊が無難かもしれません。

www.ibgr.jp

八子ヶ峰

これから行きたいと思っている日帰り山としては八子ヶ峰

www.yamakei-online.com

茅野駅からのバス(北八ヶ岳ロープウェイ線)で竜源橋バス停か蓼科山登山口バス停から行けそうです。2025年6月28日~2025年10月26日は茅野駅発9:40、竜源橋着10:37、蓼科山登山口バス停10:40です。ちょっと歩き始めが遅くなっちゃいますが、なんとか。

www.alpico.co.jp

浅間山も行きたいと思いつつ、新幹線のハードル(主に予算)が高いので実現できていません…。

番外編:東北

以下の山に日帰りで行ったことはあるのですが、本当は泊まって地元にお金を落としてたいので番外編としています(なるべくたくさんお土産を買うようにしますが)。下山後の温泉は必ず入るようにしています。

栗駒山

一関駅からバスで。登山口に須川温泉があります。一関駅9:00発、登山口のある須川温泉バス停着が10:34。

 

www.iwatekenkotsu.co.jp

歩き始めがちょっと遅いのがネックですが、山頂往復なら。標準のコースタイムで大体4時間程度(休憩等含まず)でしょうか。

www.yamakei-online.com

ただし現在須川温泉側からは須川コースが使えず、産沼コースのみになります。火山なので硫化水素には要注意です。

www.pref.iwate.jp

須川温泉は、硫黄のいい湯ですよ。

安達太良山

二本松駅からのバス、途中岳温泉を通ります。お、山開きは明日(5/18)ではないですか。

www.adatara-resort.com

ロープウェイも使えるので、私のような鈍足でも安心して歩けそうです。こちらも火山なので硫化水素には要注意です。特に安達太良山では硫化水素ガスによる遭難も起きていますから(今では現場は立ち入り禁止です)。

これから行ってみたい日帰り山

吾妻小富士と一切経山、魔女の瞳は無理でも一度は行きたいんですよね。今年は福島駅からの直行便が出るようなので、日帰りも射程圏内。ただ、登山コースだと福島駅から浄土平(登山口)まで往復8000円、新幹線代も含めるとお財布には厳しそうです。

www.f-kankou.jp

その4:山頂を目指さずに途中まで歩いて日帰り

基本的に私はガッツがないので、途中まででも山歩きできればいいや派です。

kumamori-hike.com

だって無理したところで楽しくないし、何しろ危険です。もちろん山頂の景色はいいと思いますが、樹々の緑や、せせらぎや風の音を聞くのも好きなので、山の中を歩ければ満足ということに最近気づきました。若くない今は無理せず、体力に合う山歩きをしていきたいと思います。

例えば、富士山も5合目より下ならいつもでも入山料不要で歩く人はさほど多くなく、実は穴場と思っています。例えば吉田口の1合目から5合目まで歩き、バスで駅まで帰るなら日帰りできます。ただ、標高差で1000mくらいをひたすら登るので、それなりに体力のある方むけでしょうか。登山口までは富士山駅から馬返線のバス利用です。

www.fujiq-taxi.jp

5合目から富士山駅までのバスもありますが、時刻表は注意が必要です。以下は2025年5月現在の時刻表ですが、5合目からの終バスは14:50。夏場は時刻表も変わると思いますので、歩かれる際は最新情報をチェックしてくださいね。

www.fujikyubus.co.jp

逆に5行目から下山する手もありますが、アラ還はひざに注意、ストック推奨です。

5合目より下は樹林帯でコケの森。富士山の山頂を目指すのとは違った楽しみかたができますよ。のんびり自然観察しながら昔の人の歩いた道を行くのもいいものです。

また、穂高連峰はある程度の登山スキルが必要ですが、上高地なら私のような初心者でもでも歩けましたよ。


さすがに日帰りでは涸沢までは無理でしたが、大正池から横尾まで行き、上高地バスターミナルまでなら大丈夫。ほぼ平坦なので、自分のペースで帰りのバスの時間に合わせて戻るだけで、絶景も楽しめますので初心者におすすめです。

その5:早朝などに歩く

比較的気温も低い早朝なら、近場でも熱中症のリスクは下がります。登山道も空いていておすすめですが、帰りが暑いので、できれば登山口から駅やバス停まで距離のない方が良さげです。夏場の舗装路歩きは危険ですから。

また、スキルは必要になりますが、逆にナイトハイクという選択肢も。夏場の高尾山の1号路なら、ビアマウントのお客さんも多く歩いていますので、ヘッドライト持参でチャレンジできそうですが、くれぐれも安全第一で。

その6:グッズを活用

標高高めのところとはいえ、歩けば体温も上がりますから、熱中症の危険は付きまといます。夏場の山歩きには体を冷やせる小物も活用しています。例えば冷却タオルの活用。高尾山の6号路の沢でタオルを水につけながら歩くことも多いです。また、タンブラーなどで氷の持参もしています。

最近では空調服での登山をしている方もいらして、すれ違いざまについ「リュックとの干渉は大丈夫ですか!」と聞いてしまったことも。今ではモンベルからファンブローベストとして販売されていますので、活用するのも手かもしれません。

webshop.montbell.jp

首にかけるファンを活用している方も見たことがあるので、私も今年は真似してみたいと思います。

5月というのにもう気温が上がってきて、低山の山歩きが厳しくなる季節ですが、なるべく快適に歩けたらと思います。

 

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