「感動するほどおいしかったもの」
たまには今週のお題の記事もアップしてみます。ハイキングのブログなので山小屋ご飯をご紹介しますね。
限られた環境で少しでも美味しいものを、との工夫の詰まった山小屋のご飯。今では豪華な山小屋ごはんも多くなりましたが、交通が不便な小屋では素朴なご飯のところもまだ多いと思います。
泊まりで山歩きをすることが滅多にない私にとっては、どのご飯もおいしく、良い思い出ですが、やはり最初の山小屋ごはんは特に印象に残っています。
ご飯を初めて食べた山小屋は、北八ヶ岳のみどり池のしらびそ小屋でした。10年以上前のことです。
晩御飯には北海道の方に教えていただいたレシピで作ったという、いもだんごもいただきましたよ。
そしてしらびそ小屋といえばトーストですが、なぜかこの時はご飯をチョイス。当時の小屋のご主人も「トーストでなくていいの?」という顔をなさっていました。次行くときはトーストにしたいなあ。
書籍「山小屋ごはん」の表紙を飾っているのが、しらびそ小屋のトーストですよ。
山歩きを始めた頃、この本を読んでは山小屋ででごはんが食べたいなあ、と妄想したものです。今ではこの本で紹介されているところ全てではありませんが、何ヶ所かは行くことができました。
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実は晩御飯に出たいもだんごは、この本によれば山小屋のご主人である今井行雄氏(書籍発行当時)が気が向いた時に出たメニューらしいです。確かに宿泊したのは雨の日でわれわれのパーティ以外は1組のみの宿泊でした。天気はさておき、ラッキーだったのかもしれません。多分今はご主人も代替わりしていると思います。いもだんご、今はどうなのかしら。
しらびそ小屋に行くにはJR小海線の小海駅か松原湖駅からバスで「稲子湯」バス停で下車、徒歩で2時間半。北八ヶ岳の裾野をゆるゆると登ります。苔の森の中をずっと歩くので、多少の体力は必要ですが初心者でもさほど難しくはない、歩きやすいハイキングコースです(もちろん道迷いしないようGPSを持つことはもちろん、基本的な登山の装備・準備は必要です)。
雨の日の山歩きはとかく残念な気分になりがちですが、北八ヶ岳の場合は雨の日の方がむしろ苔がきれいに見えて、おすすめです。もちろん暴風雨などの時に歩いちゃダメですけど、小雨ぐらいなら。小屋も空いていますしね。
もちろんそんな日こそ装備はしっかりと。ビニールの雨合羽ではなく、透湿防水素材の登山用のレインスーツを着てくださいね。雨の中を歩く時のストレスが全然違いますよ。
雨の日なら、小屋に着いたらのんびりするのが一番。たいていの小屋には図書室というほどではないのですが、本棚があって、山に関する書籍を置いてあるところが多いです。そんな本を手にとってのんびり読むのも、私にとっては大好きなひと時です。
このときはしらびそ小屋から天狗岳を目指したのだけど…証拠写真が残っていないのです。果たしてこれが山頂標か自信がないです。
でも、天狗岳まで行かずにしらびそ小屋をゴールにしても楽しいと思います。小屋でゆっくり過ごして、リスや小鳥、時にはカモシカにも出会うこともできますよ。
ただ、私は高山病になりやすい体質なので、標高2000mを超えるしらびそ小屋では、ちょっとだけ高山病っぽくなってしまった苦い思い出も。それ以降はなるべく標高の高い山を歩いて耐性をつけるように気をつけています。
下山の時に稲子湯まで戻るなら、帰りに温泉に入ることもできますよ。私は天狗岳から渋の湯側に下山しましたが、バスの時間の関係で入ることは叶わず(涙)。次こそは入りたいです。
ちなみにしらびそ小屋、今はクラフトビールも飲めるそう。いいなあ!
また機会があれば、山小屋でいただいたごはんのことを記事にできたらいいなと思います。
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