ほぼ毎年、ゴールデンウィーク前後に私が歩くのは、絶景スポットで有名な青梅市の塩船観音寺を経由する霞丘陵ハイキングコース。手入れの行き届いた塩船観音寺のツツジ園は本当にきれいで、毎回さすが絶景スポットと思います。
でも、ハイキングコースで出会うヤマツツジの群生も、素朴でいいなと思います。
今回は、関東近郊でツツジが楽しめるハイキングコースをご紹介。今回も行ったことのある場所や、今後行きたい場所の備忘録も兼ねています。思い出したら追記するかもしれません。
埼玉県
二本木峠〜皇鈴山
東秩父村の二本木峠から愛宕山経由で皇鈴山に向かう道に、ヤマツツジの群落があるそうです。
行ったことはないのですが、気になっているところです。マップはリンクより。
愛宕山と皇鈴山は、「外秩父七峰縦走ハイキング大会」の七峰のうち2峰でした。皇鈴山の先にある登谷山まで歩ければ3峰ゲットです。今年のスタンプラリーの情報がないので、2024年の情報を以下に。
登山口のバス停は内手バス停。東武東上線・JR八高線の小川町駅から白石車庫行きのバスです。
皇鈴山からの下山ルートはないので、その先の登谷山から井戸バス停に下山か(4時間30分程度)、皇鈴山に行かず愛宕山までで下山(3時間20分程度)になりそう。
小川町発着のバス時刻表は以下です(pdf)。土日祝日の小川町駅発は朝7時〜10時の間は毎時17分発。その他の時間帯はもう少し本数が減ります。
https://eaglebus.group/wp-content/uploads/2024/06/1006_2.pdf
路線図や、各バス停からの時刻表は以下から。
美の山公園
皆野町にある美の山もヤマツツジのきれいなところ。5月上旬から中旬が見頃とのことです。
秩父鉄道の親鼻駅から和銅黒谷駅をつないで歩けるのが公共交通機関ユーザーにとってはありがたいところです。西武鉄道のHPに詳しい地図がありますよ。歩行距離は6km、3時間程度のハイキングです。
大高取山
埼玉県でお花を見るハイキングを調べると、ほとんど必ずと行っていいほど大高取山が上位に出てきます。つつじの名所も「五大尊つつじ公園」があるそうです。
以下は昨年(2024年)の情報ですが、ご参考までに。この時の入園料は300円でした。
この公園を経由して大高取山に向かうことができます。越生町内のハイキングコース、地図は以下のリンクからダウンロードできますよ。(pdfです)
https://www.town.ogose.saitama.jp/material/files/group/9/ogose_chizu_web.pdf
金尾山
寄居町の金尾山もツツジの名所らしいです。秩父鉄道の波久礼駅から徒歩15分程度ですから、近隣のハイキングコースとつなげて歩くのも楽しそう。以下のP10-11 鉢形・車山コース の地図が参考になりそうです。
近隣にはみかん園もあるので、冬に歩くのも楽し以下もしれません。この地域のミカン栽培、400年の歴史があるそうですよ。
群馬県
赤城山
以下は2023年の情報ですが、5月27日~6月25日に赤城山 赤城白樺牧場・大沼周辺でツツジのイベントが開催されていたそうです。このくらいの時期が開花シーズンと考えて良さそうです。ちょっと梅雨が心配な時期ですが…。
以前、6月上旬に赤城山中腹の荒山高原や鍋割山に行ったことがあるのですが、ヤマツツジはきれいでした。ただ、天候は…。
少しだけですが、雨に降られました。この辺りは難しい場所もなく歩きやすいものの、天候の急変(雷など)や、濡れた山道のスリップなどは注意したいです。
館林市 つつじが岡公園
館林市のつつじが岡公園はハイキングにはならないかもしれませんが、館林駅からは歩いて40分くらい、往復で7kmくらいはありますので、これだけでちょっとしたハイキングとしちゃってもいいのかも。
2025年のつつじまつりは4月8日(火)〜5月6日(火)、開園は午前8時から午後5時。入園料見頃の期間は630円(咲き始め、見頃過ぎの期間は310円)です。
館林駅からつつじが岡公園に行き、茂林寺経由で東武線の茂林寺前駅まで歩けば大体10km、2時間半〜3時間程度の行程ですからそれなりに歩き甲斐もありそうです。
栃木県
つつじ山(足利市)
その名もつつじ山という可愛い山が足利市にあるそうです。登山口は足利駅か足利市駅から市生活路線バス富田線「上宮先」停留所下車後、徒歩約10分。
足利市には魅力的な低山が多く気になっているものの、ちょっと遠くてなかなか行けずにいます。
栃木県民の森
栃木県民の森もツツジの名所のようですが、公共交通機関が探せず。検索したら矢板高校から徒歩で140分らしいです(汗)いけるかどうかわかりませんがひとまずリンクだけ貼っておきます。
茨城県
笠間つつじ公園
笠間市にある標高143mの富士山周辺は笠間つつじ公園として整備されています。昭和40年代より観光資源化を目的に整備されたようです。
JR水戸線の笠間駅から笠間つつじ公園と佐白山を経由して笠間駅に戻るハイキングコースは私のようなヘタレハイカーにはぴったりなコースかも。距離は10km程度、時間は2時間半くらいでしょうか。
今年は4月12日〜5月6日まで笠間つつじまつりが開催されるそうです。入園料は500円(見頃以外は300円)。
ハイキングの際のマップとしては、関東ふれあいの道の(4)焼物とお稲荷さんへのみちが参考になると思います。
笠間焼や笠間稲荷が有名なこの地。ハイキングだけでなく町歩きも楽しそう。
実はこのつつじ公園の近くにキャンプ場もあるらしく、こちらも気になっています。
山梨県
坪山
ツツジが有名な坪山。上野原駅からバスに1時間くらいのハイキングコースです。アクセスは奥多摩駅からバスか、上野原駅からバスですが、近年ではバスの本数が減っているので事前の時刻表チェックはお忘れなく。
アクセスは上野原駅からバスで「学校前」バス停下車。路線は以下リンクの「飯尾」か「小菅の湯」。行きは8時台1〜2本、帰りは15時台1本と考えた方が良いです。
以下のpdfは富士急バス制作のパンフレットで簡単な地図とバスの時刻表が掲載されていますが、時刻表は最新情報をチェックしてくださいね。
https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/hikingbus/hikingbus.pdf
パンフレットによればヒカゲツツジは4月上旬から5月上旬、ミツバツツジは4月中旬から5月中旬が見頃とのことです。
坪山はツツジの時期は比較的歩く人も多いですが、それ以外はあまり登山者の多くない山だそうです(お友達情報)。心配な方はソロは避けた方が安心かもしれません。
甘利山
標高1700mを超える山でありながら、登山口から30分で絶景が堪能できる山梨百名山の甘利山。6月上旬から中旬にかけては、約15万株のツツジが楽しめるそうです。
登山口までのバスはないのですが、2024年は乗合タクシーが運行されていました。事前予約で片道2500円でした。今年(2025年)の情報はまだ公開されていませんので、参考までに昨年のリンクを貼っておきます。
マップはこちらも参考に。
神奈川県
あつぎつつじの丘公園
七沢森林公園の近くにある「あつぎつつじの丘公園」は神奈川最大のつつじの名所なんですって。
桜を楽しむハイキングコースでご紹介した、白山〜巡礼峠のハイキングコースを歩き、巡礼峠から少し東に行くとあつぎつつじの丘公園にいけるようです。
アクセスは、本厚木駅から愛甲石田駅行きのバスで「森の里5丁目」バス停で下車、徒歩5分とのことです。
地図としては関東ふれあいの道になると思うのですが、あつぎつつじの丘公園までのアクセスがちょっとわかりにくくて。もし今年行けたら見てきますね。
東京都
塩船観音
冒頭に記したように、有名すぎる青梅市の塩船観音。1967年より始まったつつじ祭り、今年で60年近く開催されています。
塩船観音、通常は入山料は徴収していませんが、つつじ祭りの時だけは有料となります。つつじ祭り開始の4月8日から入山料が必要です。つつじ祭り終了時期は開花状況によるので、HPなどで事前に情報をチェックしてくださいね。
ハイキングコースは、河辺駅か東青梅駅から岩蔵温泉をつなぐ、霞丘陵ハイキングコースがあります。ゴールが温泉で入浴!とついワクワクしてしまいますが、現在日帰り入浴しているお宿はないそうです。というか、数件あったお宿も廃業してしまい、残念なことに営業している温泉が儘田屋だけになってしまいました。儘田屋では不定期に日帰り入浴を復活している時もあるので事前にチェックしておくとよいかも。
岩蔵温泉からは河辺駅・東青梅駅か飯能駅までバスで戻ることになりますが、本数は多くありません。
健脚のかたなら飯能駅方面まで歩いてもいいかもしれませんね。
網代弁天山
JR五日市線の武蔵増戸駅から歩いていける網代弁天山はムラサキツツジの名所だそうです。これまたムラサキツツジの時期には行ったことがないのが残念すぎます。花の時期は3月下旬〜4月上旬ごろのようです。2025年の場合、4月10日過ぎでもまだツツジが楽しめました。以下にマップがありますが、武蔵増戸駅から小峰公園まで1時間半〜2時間程度で、標高が一番高い網代城山でも300mくらいと、ハイキング初心者でも歩きやすいルートです。
以下にもマップがあります。
小峰公園から武蔵五日市駅まではバスで行けます(1時間に1本)が、歩いて戻っても30分くらいですよ。
もっと歩きたいという方は、スタートを秋川駅にして、以下の秋川丘陵を経由して網代弁天山に行くのもいいと思います。以下のコースは所要時間3時間程度です。
網代弁天山や秋川丘陵のルートは、いずれ詳細記事をアップできればと思います。
滝山丘陵
以前ご紹介した滝山丘陵、実はちょっとだけですがツツジがきれいな場所も。
古峯ヶ原園地付近のヤマツツジ、個人的な萌えスポットです。
ツツジの時期は周辺の八重桜も競うように咲いていて、なかなかよかったです。この写真はちょっと古いもので、今は周囲の木の伐採も進んでいるかもしれません。もちろん帰りに道の駅への立ち寄りも楽しみです。
なお、奥多摩の千本ツツジも名前だけでテンション上がるものの、アラ還のゆるハイキングにはちょっとハードルが高いので、今回外しています。いずれ歩けるようになったらアップしますね。
おわりに:歩く際のちょっとした注意
今回紹介した山も低山から高山に近い山まで様々です。また、赤城山や甘利山は初心者でも歩きやすいとはいえ標高は高く、平地より気温は低いですし、標高の高いところは雷の事故も多いです。防寒着がわりのレインスーツをはじめ、しっかりとした装備で歩くのはもちろん、天候次第では無理しないことも大切です。装備については以下もご参考になればうれしいです。
なお、情報は執筆時(2025年3月)の情報です。ご利用の際は最新情報をチェックしてくださいね。
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