春を告げるスプリング・エフェメラルのカタクリ。ちょっとはかなく、群生地でさきほこる様子はいつ見てもいいなと思います。今回も以前行ってよかったところや、今後行きたいところを紹介させてくださいね。なるべく公共交通機関で行けそうな場所に中心にしますよ。備忘録兼ねてますので、アップ後もいきたい場所が増えたら追記するかも…。
埼玉県
仙元山
小川町の仙元山はカタクリで有名な低山。標高は300m足らずの山ですから、花を見ながらゆるゆる歩くのにちょうどいいかもしれません。JR八高線と東武東上線、秩父鉄道が通り、都心からちょっと遠いとはいえアクセスは悪くありません。あ、間違っても都営地下鉄の「小川町駅」で降りないように。ハイキングマップは以下よりダウンロードできます。
カタクリが咲いているのは仙元山みはらし公園と道の駅おがわまちの間にある「カタクリとオオムラサキの林」「カタクリとニリンソウの里」「西光寺境内(小川町小川1277)」とのことです。以前、カタクリとオオムラサキの林で見たカタクリ、ほんとうにきれいでした。
また、仙元山だけでは歩き足りない方は官ノ倉山や嵐山渓谷とつなげて歩いても。私がかつて官ノ倉山と仙元山を繋いで歩いた時は、距離は17km、歩行時間は5時間40分程度でした。
また、武蔵の小京都とも言われる小川町は、下山後のお楽しみもたくさん。水に恵まれた小川町には現在酒蔵が2件と日本酒やクラフトビールのブルワリー、近年できたワイナリーもあるお土地柄、年に数回お酒のイベントがもありますよ。また、駅から徒歩圏内の温泉で汗を流してから帰宅できるのもうれしいところ。
虎ヶ岡城址
八高線や東武線の通る寄居駅から歩ける低山、鐘撞堂山。この山頂から西に1時間ほど歩いた虎ヶ岡城址の近くにもカタクリの群生地があるそうです。
虎ヶ岡城址だけなら秩父鉄道の波久礼駅の方が近いかもしれません。このエリアもなかなか行けていないのですが、近くにある円良田(つぶらた)湖という湖も気になるハイキングコースです。
波久礼駅近くの日帰り温泉としては亀の井ホテルがありますが、現在リニューアル中とのこと。日帰り入浴も2025年4月に再開するそうですので、お立ち寄りの場合は最新情報をチェックしてくださいね。寄居駅からの送迎もあるようですが、日帰り入浴で乗車できるかは不明です。
群馬県
岩宿の里カタクリ群生地
両毛線の岩宿駅から徒歩15分くらいのところにあるカタクリの群生地です。
近くには鹿田山フットパスもありますので、こちらを絡めてハイキングするのも楽しそうです。
小串カタクリの里
高崎市には「小串カタクリの里」があります。上信電鉄の馬庭駅より徒歩約20分の場所にある、以前は吉井町だったところです。
こちらではカタクリ咲いたまつりが2025年3月23日(日)に開催されるそうです。カタクリのお祭りって珍しいかもしれません。「小串カタクリの里」ではカタクリだけでなく夏にはヤマユリ・ウバユリやキツネノカミソリも楽しめるそうです。
また、近隣には日本に現存する古代(7~11世紀)の石碑でも最古の石碑群「上野三碑」の一つ「多胡碑」もあります。関東ふれあいの道 群馬県コースの「コース4小梨峠から牛伏山へのみち」のルートも近くを通っていますので、牛伏山のハイキングをからめても。
小梨峠は少し遠いですが、その手前の牛伏山まででも楽しそうです。桜の名所でもあるそうですし。牛伏山の麓の宿泊施設、牛伏ドリームランドはレストランもあり、ここでお昼ごはんもいただけます。本数は多くないものの、ここから上毛電鉄の吉井駅までのバス便もありますよ。
たしか以前私が牛伏山を折るいた時には日帰り入浴もできた気がするのですが、今はHPにその記載がないようです。お出かけの際はご確認を。
栃木県
三毳山(みかもやま)
三毳山もカタクリが有名なようで、YAMAPやヤマレコで毎年目にしながらもなかなか行けていない山です。我が家から遠いとはいえこちらも両毛線の岩舟駅から歩けるのが魅力。ただ、駅から公園までは少し距離がありそうなので、公園までバスで行って公園内を回るだけでもちょっとしたハイキングになりそうです。
神奈川県
城山かたくりの里
南高尾山稜からちょっと南に行ったところにある城山かたくりの里。今年の開園期間は2025年3月8日(土)~ 4月20日(日)です。
ここまでの交通アクセス、2025年3月20日(木)~4月6日(日)の期間は橋本駅から直通バスが運行されるそうです。期間外は橋本駅北口からに神奈中バスで三ヶ木行きに乗り、『城山総合事務所入口』バス停から徒歩20分です。
また、城山湖からは徒歩40分程度なので、高尾山口駅から草戸山と城山湖を経由して城山かたくりの里まで歩くのがハイキングとしては多いパターンかもしれません。(私も以前このルートで行きましたが、すでにカタクリが終わった時期でした…)だいたい12km程度の距離を4時間半くらいでのんびり歩きました。
なお、入場料は500円。約30万株のカタクリ群生地を個人で保護するのは大変なことと思います。一度行きたいと思いつつ混みそうとつい敬遠していましたが、いつかは訪れたい場所の一つです。開花状況などは上記リンクよりご確認を。
四季の森公園
横浜市の緑区にある四季の森公園でもカタクリが楽しめるそうです。散歩に近いハイキングになりそうですが、お子さん連れやハイキングに慣れていない方にオススメです。
隣の里山ガーデンと合わせて歩いても。リンク先にpdfの地図もありますよ。里山ガーデンの大花壇は春と秋の2回公開しています。時期は歩く前には以下より最新情報をチェックしてくださいね。
東京都
さやま花多来里の郷(かたくりのさと)
我が家から比較的行きやすい瑞穂町のさやま花多来里の郷。なんと20万株以上のカタクリが群生しているそうです。
この地で狭山茶の製造と販売をしていた宮崎栄蔵さんがこの地のカタクリに魅了され、手入れをしていたそうです。その宮崎さんのお名前を冠した「宮崎テラス」があります。
箱根ヶ崎駅からさやま花多来里の郷までの行き方は以前の記事をご参考に。この時は、さやま花多来里の郷から野山北公園まで歩きました。距離は長いけどアップダウンは少なく、疲れたらエスケープも容易なので私のようなヘタレに最適なコースです。
カタクリの咲く時期には駅前に観光案内所の方もいらっしゃることも。道順や開花状況なども聞けますよ。
片倉城跡公園
横浜線の片倉駅や京王線の京王片倉駅から歩いて5分くらいの場所にある片倉城跡公園もカタクリの群生地があります。市営の公園です。
片倉城は室町時代に築城され、現在も空堀などの遺構が残っている、都の文化財です。
アップダウンのある公園の中をぐるっと散歩するだけでもいい運動ですが、以前ご紹介した絹の道と合わせて歩くのも楽しいです。
御前山(山慣れた方向け)
奥多摩三山で知られる御前山もカタクリの名所らしいのですが、距離は13キロ、標高差は1300m以上のコースになります。これはざっくりですが、塔ノ岳や富士山5合目から山頂までの標高差に相当しますので、ある程度歩き慣れた方向けかと…!鈍足の私は7時間切るぐらいの歩行時間(休憩含まず)でした。
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