先日、早咲きの河津桜とゆるめのハイキングを楽しめるスポットをご紹介しました。
今回はいわゆるお花見といえばこの桜、ソメイヨシノを楽しむハイキングコースのご紹介です。今回も、行ったことのあるところだけでなくいつか行ってみたいところも、自分のためのメモも兼ねてご紹介します。
東京では桜の開花日が3月22日、満開は27日と予想されています(2025年3月17日現在)。標高の高い山では気温も低く、もう少し先かもしれませんがまちどおしいです!
埼玉県
大高取山
越生町の大高取山から世界無名戦士の墓方面に下山すると、お花見ができる「さくらの山公園」があるそうです。
こちらでも4月上旬の土日にさくらの山公園で開催されるそうです。今年(2025年)は4月5日(土)~6日(日)開催、時間は午前10時~午後8時です。
会場では五平餅や焼きまんじゅう、農海産物、飲料水やお酒の販売もあるそうですよ。
ハイキングマップはこちらから。
美の山公園
美の山、一度行きたいのだけど我が家からちょっと遠くて…低山ではありますが憧れの山です。秩父鉄道の親鼻駅から和銅黒谷駅まで、バスを使わず歩けるのはありがたいです。山頂は公園で、車で来ることもできるのだけど、せっかくなので歩いて行きたいところ。
歩行距離は6km、時間は3時間程度ですからお花見の時間もゆっくりとれそうですが、公園からの駅までの下山はどちらに降りても山道を通ります。地図は以下で見ることができますよ。
群馬県
桜山
群馬県の藤岡市にある桜山といえば冬桜が有名ですが、もちろんソメイヨシノも。
公共交通機関利用でのアクセスは、高崎線の本庄駅か新町駅からバスです。
桜山では冬に「桜山まつり」が開催されます。それとは別に、ソメイヨシノの咲く時期にも桜まつりが開催されています。今年(2025年)の公式情報は、執筆時には見つからなかったのですが、以下によれば4月5日(土)〜6日(日)に開催されるそうです。
桜山のハイキングコースは関東ふれあいの道でもあります。詳細は以下のコース34「桜山のみち」を参考にしてくださいね。(ロウバイの時の記事と同じ文章ですみません)
赤城南面千本桜
群馬県の桜で外せないのはこちら。「さくら名所100選の地」にも選ばれている名所です。今年(2025年)の桜まつりは4月5日(土)~20日(日)に開催予定(開花状況により変更の場合あり)です。
私が以前行った時の会場はこんな感じ。かなり広大な敷地で、緩やかな坂になっているので運動靴で歩きやすい服装が良さそうです。
赤城山の南麓にある会場へのアクセスですが、公共交通期間では行きにくい場所。上毛電鉄の大胡駅、タクシーで約20分です。ただ会期中の土日は、JRの前橋駅南口から赤城南面千本桜間を結ぶ有料シャトルバスが運行されるそう。運行予定日は4/5〜6、12〜13、19〜20です(変更の可能性あり)。料金等、詳細は上記リンクをご覧くださいね。実はレンタサイクルもあるんですが、駅から会場までずっと地味に登るんです…。
赤城南面千本桜も関東ふれあいの道の途中にありますが、コース上というより、コースと交差していて寄り道して千本桜を見ることになります。コース詳細は以下のコース24「赤城南面陽光のみち」をご覧くださいね。
妙義山
妙義山も桜の名所。群馬県の「里づくり運動」の第1号として昭和58年に開園した群馬県立森林公園 さくらの里は桜の種類が多く、4月から5月までお花見を楽しめるそう。こちらも気になっていますが、我が家から遠く、なかなか行けずにいます。
群馬県立森林公園 さくらの里まで直接行けるバス便はなくて残念。タクシーを使うか、ちょっと体力に自信のある方なら歩いていくことも。実は関東ふれあいの道の群馬県コース、コース10の「さくらの里と石門のみち」の途中に「さくらの里」があるのです。
このルートでは妙義山の石門くぐりもあり、鎖場などのあるルートも通ります。関東ふれあいの道ですので、一般ハイカーでも歩けるよう整備はされていますが、注意は必要です。冬場の凍結しそうな時期を避けるのはもちろん、鎖が苦手など、不安のある方は無理しないことも大事です。(ちなみにこのエリア、夏場はヒルも出るそうです)
スタートの中村バス停は下仁田駅からの「しもにたバス」、中之岳線になります。路線図だと中村には上と下があるのですが、現地取材をしておらず詳細不明です。
ゴールの妙義神社からは富岡市のデマンドバスが利用できるようです。
妙義神社近くの妙義ふれあいプラザには温泉施設もあり、近隣には道の駅もありますので、時間が許せば温泉で汗を流したり、お土産の購入もできそうです。
栃木県
天平の丘公園
以前、関東ふれあいの道栃木コースの「14 風土記の道」を歩いた時のことです。
下総国分寺に向かい、少し迷って公園に入ったら偶然桜祭りが開催されていて、ここで焼きそばを購入、お昼にしました。後で知ったのですが、ここは桜の名所だったようでした。この時栃木県の桜まつりを初めて経験したのですが、屋台の充実ぶりと、販売されていた煮イカの姿に衝撃を受けたことを覚えています。
このコースはハイキングというよりはウォーキングに近いのですが、下野国分寺などの史跡も巡れますので、ご興味があれば是非。今年(2025年)は3月20日〜5月6日まで「第46回天平の花まつり」が開催されるそうです。期間が長いので参加しやすそう。
太平山
ロウバイの記事でもご紹介した太平山は
桜の名所でもあるそうです。今年(2025年)の桜まつりは3月21日(金)~4月13日(日)に開催とのことです。
栃木のお山は我が家から遠く、行くにはちょっと勇気がいるのですが、絶対に行かなくちゃ、という気になってきました。遠いけど、公共交通機関利用の山はちょっとハードルが下がります。最寄駅はJR両毛線大平下駅か東武線の新大平下駅、晃石山までつないで歩くときは、足に自信があれば両毛線の岩舟駅までつないでも。地図もあります(リンクはpdfです)。
行ったことのないエリアに行く場合、ネットで最新情報を得るだけでなく、出版物などの安心できる情報も見ておきたいです。(自分でブログをやっておきながらですが)。例えば晃石山の下山は急なところもあり、初心者は迂回ルートの方がいい場合も。
神奈川県
あつぎ飯山桜まつり
飯山白山森林公園の桜の広場でお花見が楽しめるそうです。毎年「あつぎ飯山桜まつり」が開催されるようで、今年(2025年)は3月29日と30日の予定です。会場には露天の出店もあるそうなので、ハイキング中やゴールにお花見をしながら昼食も楽しそう。
詳細は以下リンクに。
ハイキングコースとしては、以前ロウバイの記事でもご紹介した白山〜巡礼峠のハイキングコース。ロウバイの時期でも桜の時期でもない時に歩いたことがありますが、静かに歩ける良いコースです。登山口までは本厚木駅からバス。
白山のハイキングコースの概略図を以下に掲載します。桜まつりの会場は長谷寺(ちょうこくじ)の近くの「桜の広場」です。
ハイキングコースの詳細は以下に。
鳶尾山
こちらも本厚木駅からバスで行ける鳶尾山。標高200m程度の低山ですが、日本最古の一等三角点のある山としても知られています。以下でご紹介のコースは1時間半程度のゆるハイクです。桜が多いのは山頂ですが、コース上や登山口の天覧台公園にトイレはないので、飲み過ぎには気をつけて。
弘法山(秦野市)
小田急線の鶴巻温泉駅から秦野駅までのハイキングコースにある弘法山も桜の名所。駅から駅までバスを使わず歩いていけるのが魅力です。全部歩き通しても2時間半〜3時間程度ですが、お花見だけなら秦野駅からバスも使えて、バス停から歩いて10分程度で弘法山公園。公園ですのでトイレも水道も完備されているのがありがたいです。
私が行ったのは桜の時期ではなく、富士山を見に行きましたが、この写真だとわかりにくいですね。
その弘法山公園でも「秦野桜まつり」が開催されます!期間は2025年3月22日(土)~4月6日(日)までで、午前10時~午後4時の間は飲食店なども出店するそうです。
おまけ:生藤山
奥多摩の三頭山から高尾山に伸びる、笹尾根という尾根があります。メジャーなのは高尾山から陣馬山の縦走路ですが、その西にある生藤山も桜の名所でした。
残念ながらこちらの「桜のプロムナード」の桜、現在は「テングス病」により花が咲かないそうです。でも他のところの山桜などは楽しめるそうです。
このルートは関東ふれあいの道・東京コースの「3.富士見のみち」のルートにもなっているだけあって、富士山も見事なコース。ただ、高尾山や陣場山に比べると歩く人は少なく、コース上にはお茶屋さんもなく、トイレも登山口のみ。山慣れた方にオススメです。
登山口の「鎌沢入口」への公共交通機関でのアクセスは、JR藤野駅から和田(相模原市緑区)行きのバスになります。以下のリンクで表示されない時は、神奈川中央交通のHPで検索してみてくださいね。本数は多くないですが、和田バス停など陣場山の登山口も通る路線のため、朝などは1時間に2本ある時間帯も。
東京都
高尾山
高尾山でお花見といえば、もちろんケーブルカーの清滝駅前や、高尾山山頂の桜もきれいです。歩きなれない方はケーブルカーで楽チンなお花見も叶います。
ちょっと歩きなれてきた方にオススメしたいのは、高尾山から小仏城山方面に進んだところにある「もみじ台」や「一丁平」。いずれもトイレもあり、休憩できる広いスペースもありますので、お花見しながらの昼食、本当に楽しいですよ。特に一丁平の桜は見事です。
開花時期は、感覚としては都心より1週間程度遅い感じがしますが、以下のリンクでは4月7日が開花日と予想されており(2025年の場合)、1週間以上遅いようです。
高尾山一丁平の桜の花見・桜情報【2025】|ウェザーニュース
山なれたベテランさんは一升瓶やカセットコンロ、大鍋などを担いでくることも(!)ケーブルカーで来るとしても、駅から30分は歩きますからすごいなあと思います。私は飲んでしまうと無事に下山できる自信がなく、いいなと思いながら、お酒は山を降りてから。担いだとしてもノンアルコールのビールなどにしています。
また、下山後は高尾駅から徒歩10分の「森林総合研究所 多摩森林科学園」を訪ねても。こちらではサクラの遺伝資源に関する研究なども行われ、全国各地のサクラが約1800本植えられているそう。サクラ保存林の一部は期間限定で公開され、今年(2025年)は3月4日より公開されています。入園料(大人)は、4月は300円、4月以外は200円です。
滝山丘陵
滝山丘陵(滝山城址)も桜の名所。
毎年4月上旬には滝山城跡桜まつりも開催されます。フードの屋台などもありますので、食べ物をもちこんで、ここでお昼にしても。今年(2025年)は4月5日開催の予定です。今年は豚汁や甘酒の販売を予定しているようです。東京の桜の満開予想は3月29日ですが、滝山丘陵のある八王子の開花は数日遅いですから、桜まつりの時まで桜が持つといいなぁと思います。
滝山丘陵のルートは以下でもご紹介していますので、よかったらご参考に。
この時は道の駅をゴールにしましたが、桜まつり(会場は滝山城址)会場でお昼にするなら道の駅からスタートしても良いかもしれません。
桜ヶ丘公園
京王線の聖蹟桜ヶ丘駅から都立桜ヶ丘公園まで歩いて行って、公園内で桜を愛でながらランチも楽しいです。駅直結の京王百貨店のデパ地下グルメを購入できますし、運動靴など動きやすい普段着で気軽に行けるのも良いところ。意外とアップダウンもあるのでいい運動になりそう。疲れたらバスで駅まで戻ることもできますよ。
以下リンクの「A-3 聖蹟桜ヶ丘駅周辺コース」に地図があります。
以下の書籍にも詳細な情報があります。目次など一部は試し読みもできますよ。
青梅市・霞丘陵の桜
青梅線の河辺駅や東青梅駅からアクセスできる霞丘陵。塩船観音寺のツツジが有名ですが、実は桜並木も素敵なところです。以下の散策マップから「青梅かすみ丘陵」のパンフレットがダウンロードできます。
桜並木のある場所は立正佼成会の敷地内のため、入場できる時間が限られていることに注意が必要です(8時から17時)。
今回は、行きたい桜の名所をピックアップしてみました。1年で回るには体がいくつあっても足りなさそうですが、何年かかけていくのも楽しいかと思いました。また、これからも行きたいところが見つかったら追記していきますね。
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