アラ還女子のゆるゆるハイキング 主に関東近郊

いろいろあるけどすきを見て山を歩いています

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ハイキングの交通費問題:青春18きっぷと北海道・東日本パス、どちらにする? その1

私のハイキングはほぼ公共交通機関利用です。ちょっと遠出をするときには年末年始・春・夏に利用できる青春18きっぷを利用していましたが、今年の冬からは使い勝手が随分変わってしまいます。

また、JR東日本エリアでは18きっぷに近い感覚で使用できる「北海道・東日本パス」も利用できます。また、主に首都圏エリアになってしまいますが、「休日おでかけパス」も活用できます。

休日おでかけパスの活用、群馬方面については以前記事にしました。

kumamori-hike.com

そこで今回は、今年の年末年始休暇に私のライフスタイルでは18きっぷがいいのか北海道・東日本パスのどちらが使いやすいのか、少し考えてみました。

 

 

青春18きっぷ:どう変わったの?

まず、青春18きっぷがどう変わったかについて。

www.jreast.co.jp

今までは期間内5日間なら、使用する日は連続していなくても良くて、自由に選ぶことができました。今季(2024年12月)以降の18きっぷは、有効期間内の連続する3日間(または5日間)で使用する必要があります。また、今までは同日・同ルートなら複数名でシェアして乗車できたものが、今回から一人しか使用できないことに(厳しい!)。

その代わり、自動改札が使えるようになりました。今までは有人の窓口経由で駅に入出場しなければならず、地味に時間がかかっていたのが解消されます。

青春18きっぷの概要

青春18きっぷの概要(2024年冬から)◆

日数・料金

3日間用(連続する3日間):1万円(3333/日)

5日間用(連続する5日間):12050円(2410/日)

利用期間

20241210日~2025110

乗車可能な電車・エリア

全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRTバス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー

 

私の現在のライフスタイルでは、宿泊での山歩きはせいぜい1泊程度、できれば日帰りにしたいので連続3日とか5日はちょっと厳しいんですよね…。

連続でお出かけできるかたなら、以下の記事が参考になると思います。

以下は昨年の記事。東京駅から1日で移動できるのは北限は青森、西限は山口のようです。

financial-field.com

以下のプランは四国方面。新しい18きっぷを基にしたプランです。1日目と3日目はほとんど移動になりますが…。

news.yahoo.co.jp

実は相当前、九州方面に18きっぷで行ったことがあるのです。当時は大垣行きの夜行列車もあったので、九州まで行くことができました。でも移動の翌日は疲れすぎちゃって一日寝ていました(笑)。私の体力では現実的ではないのかもしれません。

北海道・東日本パス:実は今まで使ったことがなかったけど

でも実際私が行く山を考えたら、関東甲信越がメインということに気づいたわけです。そこで、新しい18きっぷと同様に連続の日数利用でシェアできないとはいえ、期間が7日間と長く、JR東日本JR北海道エリアなら乗り放題の、北海道・東日本パスはどうかしら?と思ったのです。今までは18きっぷばかり使っていて、ほぼ使ったことがなかったのですが、今季から18きっぷと条件が似てきた気もしますので、実際はどうかみてみます。

www.jreast.co.jp

北海道・東日本パスの概要

期間内連続で使う必要があるのは18きっぷと同じですが、期間が7日間と長く18きっぷよりは使い勝手が良さそう。エリアが18きっぷより狭いけど首都圏からの日帰り勢の私には影響は小さいです。金額は18きっぷの5日分(12050円(2410/日))より700円程度お安いのもポイントが高いです。

◆ 北海道・東日本パスの概要(2024年冬現在)◆

日数・料金

連続する7日間、11,330円(1671/日)

利用期間

20241210日~2025110日。おお、18きっぷと同じではありませんか。

乗車可能な電車・エリア

JR北海道線、JR東日本線。あと第三セクター系の青い森鉄道線いわて銀河鉄道線及び北越急行線の普通列車(快速含む)普通車自由席及びBRT

 

1日当たりの金額が約1700円というのはなかなか魅力的。片道850円で7日間乗れれば元が取れる計算です。

私のライフスタイルではさすがに連続で7日はきびしいかもしれませんが、7日間全てではなく、数日の利用、つまり連続する7日間全て使用しなくてもお得に乗れないかしら?と考えて、シミュレーションしてみました。

3日乗車できる場合

1日あたり3776円(片道1888円)、片道1980円のエリアを3回(往復3960円)行ければ元が取れそうです。山歩きをしない日は、私の場合は近場でのお買い物などで消化できたらいいなと思います。今回、仮に新宿起点として1980円で行けるエリアで行けるハイキングコースをみてみました(山歩き時間や列車乗車時間は考慮せず)。地名の後は2024年12月時点のダイヤでの始発で行った場合の発着時刻です。

片道1980円(往復3960円)のエリア

🔹高崎(新宿発4:44、高崎着6:55)榛名山:登山口までバス

新宿から新幹線を使わなくても2時間ちょっとで行ける高崎、ちょっと良さげです。とはいえ榛名山はもう雪のシーズンなので、群馬八幡駅(新宿発4:44、群馬八幡着7:37)まで足を伸ばして高崎自然歩道を歩くのもいいかもしれません。少林山達磨寺(群馬八幡から徒歩20分)から山名八幡宮まで全長約22km、5時間20分のロングコースですが、群馬八幡駅から白衣観音までなら2時間半程度。

www.city.takasaki.gunma.jp

白衣観音からは高崎駅までバス便がありますよ。(観音山線です)

www.city.takasaki.gunma.jp

山名八幡宮は本殿などが文化財でもあり、境内にはおしゃれなカフェやパン屋さんなどもあるので、ここまで歩けたらいいなと思いますが、私の足では厳しそう。

 

🔹前橋(新宿発4:44、前橋着7:17)赤城山:登山口までバス

赤城山も雪山のシーズン(アイゼンなど、相応の装備が必要です)。ワカサギ釣りにはまだちょっと早いかも。

7:17前橋着なら7:32発の赤城山行バスに乗車でき、赤城ビジターセンターには8:55着です。kan-etsu.net

 

🔹宇都宮(新宿発4:44、宇都宮着6:53)

駅から行ける山でパッとしたところが思い浮かばなくて(すみません)八幡山宇都宮城址あたりを歩いて餃子食べて帰る感じでしょうか。

tochikan.com

栃木方面は、足利にはいい低山がたくさんありますし、冬は日光などのスノーハイキングなら私でも行けそうですが、東武線が断然お安いんです。(例えば、新宿から全てJRの場合1980円、久喜から足利市まで東武線利用で1392円)そのため、北海道・東日本パスや18きっぷのメリットが生かせない感じがしますので、余ったきっぷの消費でもなければなかなか厳しそうです。

 

🔹浜金谷(新宿発5:00、浜金谷着7:35)

鋸山は、関東ふれあいの道千葉県コース26番の「東京湾を望む道」ならちょっと長めのルートになりますが(歩行時間4時間半程度)

www.pref.chiba.lg.jp

半日(1〜2時間半:ルートによる)程度のルートもありますよ。

nokogiriyama.jp

下山後は有名なばんやさすけ食堂などでアジフライ、でもいつも混んでるので行列覚悟で。駅から徒歩5分程度のかぢや旅館では日帰り入浴もありますよ。

🔹湯河原(新宿発4:43、湯河原着6:38)

2時間半程度で歩ける幕山があります。梅がきれいなところですが、まだ少し早いかも。もちろん温泉も楽しめますよ。

www.yugawara.or.jp

🔹熱海(新宿発4:43、熱海着6:45)

JR東日本における東海道線の最西端は熱海駅。熱海も十国峠(登山口までバス)などのハイキングコースがあります。緩めのコースをサクッと歩いて温泉入って海鮮楽しんで帰るのもいいかもしれません。

www.igaitoatami.com

🔹勝沼ぶどう郷駅(新宿発5:16、勝沼ぶどう郷着7:17)

中央線の勝沼ぶどう郷駅に近いのは甲州高尾山。以下の地図は大滝不動尊前宮からのルートが紹介されています。勝沼ぶどう郷駅から大滝不動尊前宮までは登り35分、下り25分くらいです。

yamanashi-hiking100.jp

勝沼には大日影トンネルを通るフットパス(リンクは地図のpdfです)もあるので、こちらの方がゆるゆる歩けて、途中のワイナリーを巡ったり、ぶどうの丘で温泉に入るのもいいかもしれません。

片道2200円(往復4400円)のエリア

🔹岩井駅(新宿発5:00、岩井着7:43)

富山(とみさん)は駅から駅まで歩いて2時間半。天皇陛下雅子さま愛子さまと一緒に歩いたお山です。ちょっと遠回りになりますが、道の駅・富楽里とみやまで海の幸を楽しんだり、お土産も購入できますよ。

www.mboso-etoko.jp

片道2310円(往復4620円)のエリア

🔹渋川(新宿発4:44、渋川着7:37)

榛名山子持山渋川駅からアクセスできますが、こちらも少なくとも榛名は雪山、子持山も軽アイゼンなどは必要になると思います。

🔹館山(新宿発4:58、館山着8:00)

房(ぼう)の大山はかなり低い山ですが一度行ってみたいところ。戦争の遺構などもあるそうですよ。

www.yamakei-online.com

登山口に近いバス停は、洲の崎線の坂田バス停(館山駅から約20分乗車)。

坂田バス停から往復で2時間半くらいで歩けるコースです。

www.jrbuskanto.co.jp

🔹石和温泉甲府(新宿発5:15、石和温泉着7:35、甲府着7:43)

石和温泉駅から歩ける大蔵経寺山。モデルコースでは4時間になっています(多分休憩時間込みだと思います)。高尾以西の甲府までの普通列車は朝なら30分に1本ぐらいあるので、始発で行かなくてもこのコースなら温泉もワイナリーも廻れそうです。

駅直結の観光案内所ではワインの試飲ができる駅なかワインサーバーがあったり、駅前には足湯もありますよ。

yamanashi-hiking100.jp

甲府駅から駅から歩ける愛宕山

yamanashi-hiking100.jp

湯村温泉近くで絶景が堪能できる低山、八王子山もありますし

yamanashi-hiking100.jp

バスを使えば昇仙峡にも行けますし

yamanashi-hiking100.jp

ちょっと長いコースですが羅漢寺山もいいですよ。(ただしちょっと標高高めなので、今の時期は凍結注意です)

yamanashi-hiking100.jp

片道2640円(往復5280円)のエリア

往復で5280円のコースを2回いけばほぼほぼ元がとれそう。残り5日で私なら実家(片道1000円程度)に行けば十分かな、と思います(もっと乗れたらいいのですが)

🔹那須塩原(新宿発4:44、那須塩原着7:43)

那須岳はありますが、今の時期は雪山。強風で有名な那須岳、私のスキルではちょっと歩ける自信はありません(汗)。行くならカフェ巡りか温泉かな。

🔹由比(新宿発4:43、由比着7:40)

熱海の少し先の由比駅から歩ける浜石岳。駅から往復で6時間程度とちょっと長めのルートです。8時に歩き始められたらお昼休憩含めても午後3時には下りられそうですが、私にはちょっとハードルが高そう。バス便があればいいんですけどね。 

hellonavi.jp

🔹日立(新宿発4:44、十王着7:33)

気になっているけど未だにいけていない日立アルプス、気になっています。日立アルプスをフルで歩くのは少し長い(約30km、歩行時間8時間半)ですが、十王駅からの石尊山なら往復3時間くらい。下山後に観光も楽しめそうです。

www.kankou-hitachi.jp

日立市ふるさと納税、さすがといいますか家電が充実しています)

 

今回は、北海道・東日本パスの7日間の有効期間内に2〜3日山に行く想定で、新宿を起点にして往復4〜5千円のハイキングコースを調べました(実は半分くらいは行ったことがあります)。

この冬は北海道・東日本パスを使って、これらのコースなどを組み合わせた山歩きができたらと思います(結果も報告できるといいなと思います)。少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

また、今回ご紹介のエリアよりもう少し遠くまで行ければ2回程度でも十分な気がしています。続編として、2回のプチ遠征で元を取るプランをシミュレーションした記事も書きました。良かったらご参考にしていただければ幸いです!

kumamori-hike.com

 

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