アラ還女子のゆるゆるハイキング 主に関東近郊

いろいろあるけどすきを見て山を歩いています

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バックパックの汗対策について

アラ還になってからの汗問題記事、第2弾です。

第1弾は汗の臭いを抑えるアンダーウエア(Tシャツ)について、汗っかきの私にはウールが良かったとご紹介しました。

kumamori-hike.com

今回はバックパック(リュック)の汗対策について備忘録も兼ねまとめます。歩いている間ずっと私の背中で我慢して(?)いるバックパック、もちろん毎回汗まみれ。通勤時もリュック(もちろん通勤用)ですから、今年の夏は本当に大変でした。そして年を追うごとに汗の量も増え、今やショルダー部分まで汗まみれに。でもリュックはできれば洗わない方がよいとも聞いたし…から始まった私のリュックの汗対策、つたないですが、ご参考になればうれしいです!

バックパックの汗対策1:普段は消臭スプレーで

最初の頃は毎回洗いたい、と思いつつ、ハイキングから帰ったらバックパックにファブリーズなどの消臭スプレーをしてから陰干しでやりすごしていました。

その訳は、洗うのが面倒なのはもちろんですが、以前購入した登山用バックパックの取扱説明書に

フェニックスのバックパックって今あるのかしら

丸洗いはできるだけ避けましょう、と書かれていたから。

バックパックの汗対策2:自己流で洗ってみた

でもスプレーでは限度もあり、だんだん臭いが厳しくなることも多くて。「できるだけ」って書いてあるし、いいよね、と多少の後ろめたさを感じながら洗っていました。頻度は年2回程度でしょうか。

自己流の洗い方は、

(1)風呂桶にバックパックがつかるぐらいの水を張り、中性洗剤をごく少し入れる。泡立つか泡立たないくらい

(2)バックパックを漬ける。10〜30分くらい(適当)。備え付けのレインカバーは別に避ける。ほとんど使っていないので洗わない場合が多いです。

(3)水でしっかりすすぐ。水を換えて3〜4回くらいかもっと。

(4)洗濯槽の上に、逆さに吊るして水を切る。

(5)陰干しで乾かす。2〜3日干せればなんとなく安心?

このやり方で今のバックパックは5年以上持っているので、間違っていないかなと自己判断していました。

バックパックの汗対策3:実は洗う方がいいこともあるらしい

そして、後ろめたさを感じながらバックパックを洗っていた私に朗報が。モンベルのHPを見たら「多量の汗が溜まります。(中略)製品と長く付き合っていくために、正しい方法で洗濯しましょう」と書いてあるではないですか。汗の臭いを我慢するぐらいなら洗った方が持ちも良さそうとわかり、一安心。とはいえ、毎回洗うのは面倒なので、結局普段は消臭スプレー頼みです。

詳しくて正しい洗い方はモンベルのHPを見てくださいね。(2024年12月追記:以下のリンク、Not Foundと表示される時もありますが、クリックでバックパックの洗い方のページに飛びますのでご安心を)

support.montbell.jp

(余談)バックパックのポリウレタンコーティングについて

バックパックの防水加工で使われるポリウレタンは水分で加水分解(劣化)するそうです。 汗には塩など保水性のある成分を含み、ポリウレタンの劣化を促進する可能性が。しかし定期的な洗濯で塩分を除去すれば、加水分解も遅らせることができそう。(地球上に水蒸気がある限り、加水分解は避けられませんが、水分や湿度をなるべく避けることで劣化を遅らせることができるそうです)

ちなみに、加水分解したポリウレタンコーティングはボロボロになってベタベタしてちょっとくさく(かなり嫌な感じ)なりますが、重曹で洗えばコーティングを除去できるそうです。私も一度試しましたが、少し手間はかかります。方法は以下のリンクで。ざっくり書くと重曹水を入れた容器(以下の方法では大きい袋)にザックを入れて一晩おき、ブラシなどでこするというものです。

www.yamareco.com

 

ポリウレタンコーティングを除去したバックパックの防水は、内側にゴミ袋などの大型の袋を入れて対応できます。と言いますか、バックパックの内側のポリウレタンコーティングが大丈夫でも雨が降れば縫い目や隙間から水がしみちゃうんですよね。

上のヤマレコ の記事ではポリウレタンの除去後に防水コーティングを自力で行う方法が書かれていますが、ポリウレタンコーティングを除去するだけで大変だった私はゴミ袋でいいや、な心境でした。

ゴミ袋を使った防水方法、「山と道」などのHPが参考になると思います。(山と道は防水袋もおしゃれ。購入できるそうです)

www.yamatomichi.com

www.itmedia.co.jp

ポリウレタンの余談はこの辺にして。

バックパックの汗対策4:背中のメッシュはやっぱり快適

ちなみに私のバックパックは、背中部分がメッシュタイプのものが多く、日帰り〜山小屋1泊の時は容量30L前後が使いやすい感じです。

最初に使ったのはドイターのフューチュラ。これは本当に背中が快適でした。しかも当時のモデルは2気室で、ものが出しやすい点も使いやすいかったです。

実はドイター、背面のメッシュパネルで背中と荷室が密着しない「エアコンフォート」というシステムで特許を取っているそうです。多分、もう特許は切れているので各社から背面メッシュのバックパックが出ているのでしょう。しかしフューチュラの風通しの良さは段違いで、歩いてリュックが揺れるために首筋に風が当たり、扇風機がついているかと思うくらいです。当時使っていたモデルはデザインが…と思いましたが今のモデルなら。次購入するなら多分第一候補です。

今メインで使っているのはオスプレイケストレル(28L)。これも背中がメッシュでドイターより私の体にフィットしている気がします。背面長も調整できるようですが特に調整は不要でした。(S/Mサイズです)

難点は、1気室で下のものが取り出しにくいところ。雨蓋にポケットはありますが、たくさん物を入れると不格好になってしまって。一方ヒップハーネスのポケットにおやつを入れれば、おやつタイムのストレスはなし(笑)。28Lのケストレルがあいにく探せませんでしたが、近いものはシラスでしょうか。

でも、今使っているバックパックがメッシュタイプでなくても、後付けのメッシュもあります。私も愛用していますよ。もとからメッシュタイプのリュックほどの効果はないかもしれませんが、私は冬場のハイキングでも汗を結構かくので、リュックが汗まみれの背中に直接つかないだけでかなり違います。特に近年は春から暑い日があるので、通勤時のリュックでも冬以外は大活躍です。

私が使っているのは、まさにこちら。リンク先を見たら、実は下部のコードロックの使い方を誤っていたことに今さら気づきました(10年近く使っているのに!)。外れやすいと思ったら、そりゃそうですよね…。

こちらは少し形が違いますがアライテント というだけで好印象(エアライズユーザーなんです)。

今はこちらもちょっと気になっています。カーブがあってバックパックが背中に直接つかなさそうなので、バックパックを洗濯する頻度も下がりそう。

 

バックパックの汗対策5:マラソンタオルという選択肢

以前「ケンミンショー」で見たマラソンタオル、ハイキングに使えないかと試したことがあります(バックパックの洗濯回数も減るかと)。タオルはかさばるので、替えを持つとリュックを圧迫…そして湿ったタオルを持ち帰るのか(汗)としょんぼりしたこともあり、私には合わないと思いました。個人差もあると思いますので、気になる方は試してみるのもいいかもしれません。

写真のイメージ掲載のため、楽天の販売ページを張っていますが(意外と安かった)、ケンミンショーによればタオルを切って作れるそうですので、自宅で余っているタオルで作って試しても。私の場合は山歩きの時というより、通勤時などに活用できそうな気がしています。最寄駅に行くだけで滝汗ですが、電車に乗った時に取り外しやすいので汗冷えも防げそうです。

実際に私が使っている汗対策のアンダーは、ファイントラックのドライレイヤー。山歩きを始めた最初の頃、評判だけで何も考えずに購入したものです。私は発汗量が多すぎて、なくても一緒かと思い試しに着用せずに高尾山を歩いたところ、やはりいつもより汗冷えがひどくて。あるとないとではやっぱり大違いでした。

私が使用しているのはタンクトップタイプですが、半袖でもいいような気もしています。(製品としてはタンクトップ、半袖、長袖の3種類があります)

ファイントラックのドライレイヤーとミレーの通称「あみあみ」とどちらがいいのか悩ましいところですが、ミレーのあみあみは男性用のこのイメージが強すぎて

なかなか手が出せずにいます。が、年を重ねるごとに発汗が気になってきていることもあり、ミレーのあみあみに移行するのもいいかとも思いつつあります。

 

ベースレイヤーも着用した上で、今では汗がひどい時はその下に二つ折りにした手ぬぐいを背中に仕込み、替えの手ぬぐいも持参、汗が気になったら外すか交換しています。気温の低い冬でも汗はかく一方で、山頂の風も強ければ発汗で一気に冷えますが、この方法で防げる気もします。手ぬぐいならかさばらず、乾きやすくていいと思います。

また、夏場の汗がひどい時期にはショルダーへの汗の染み込みも気になったのですが、ショルダーベルト用のメッシュもあるようです。こちらはいずれ試してみたいです。

 

冬でも、運動量の多いハイキングではどうしても汗をかいてしまうもの。寒くなる時期こそ汗冷えでかぜをひかないよう、バックパックなど背中の汗の対策はこれからも続けていきたいと思います。

 

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