はじめに
登山では、なるべく単独行動は避けるようにと言われます。遭難しても気づかれにくく、対処も自分一人でしなくてはいけないとか、パーティ(グループ)なら装備を分担できるけど単独はすべて担がなくちゃならないとか、単独の女性はいろいろ狙われやすいとか、判断が必要な局面も全て一人で考える必要がある…などなど。
それはわかっているものの、あいにく友人が少なすぎる(涙)私は、ソロ(単独)で里山ハイキングをスタート。今では初心者向けコースの登山もしていますが、ほとんど単独行です。だからこそソロの危険性を認識して、安全ハイキングのため、私が普段心がけていることを記しますね。この記事がどなたかのご参考になれば幸いです。
なおこの記事は、あくまでも私の経験によるものです。皆さまが単独でハイキングをする場合は最新情報を入手していただき、自己責任でお願いしたいです(厳しい話になってしまいますが、山は自己責任の世界なんです)。
無理をしないコース選び
以前以下の記事でご紹介したように、
kumamori-hike.com
散歩からハイキング、登山にステップアップした私は、ハイキングを始めた頃には自治体などが管理している自然歩道や遊歩道、都立公園などしっかり整備されている場所を歩いていました。その一部を以下のような記事としてアップしています(今後も追加していきたいと思います)。
kumamori-hike.com
kumamori-hike.com
kumamori-hike.com
これらのコースは今もトレーニングを兼ねて歩いています。公園内のように整備されたコースですから散歩がてら歩く人も多く、何かあってもすぐ市街地に戻ることができるので安心。アラ還のソロハイキングに無理は禁物です。
また、山歩き(登山)の際もなるべく人の多いエリアを選ぶようにしています。高尾山は絶対混むなぁと思いつつ、人気(ひとけ)のない山もリスクが高いもの。なにせ遭難は多くの方にご迷惑をおかけしますから、絶対にしたくないのです。
事前の計画は大事
上記の記事で紹介のルートはどれも初心者向けですが、日没前(できれば1〜2時間前)のゴールを心がけたいものです。短くて簡単なルートとはいえ事前にYAMAPやヤマレコで計画を作れば安心。里山ハイキングの計画はヤマレコの方が立てやすい気がします。(東村山市の八国山、YAMAPでは東村山駅からの計画が立てられませんでした)
実はナイトハイクで夜景を見るのもきれいなのですが、それはスキルが向上してから。
歩くコースは必ず家族と共有
また、上記ご紹介のルートはご近所さんの散歩レベルとはいえ、YAMAPやヤマレコで作った計画は家族に行程を知らせたいものです。道迷いの心配はほとんどないかもしれませんが、遭難の要因は心臓疾患や脳卒中などの病気も多いらしく。これは里山ハイキングであっても同様のリスクですよね。特にアラ還は心配が増えていくお年頃…。
また、里山ハイキングでは登山届は不要かもしれませんが、最低限家族に行き先(スタートとゴール、できれば時間も)は知らせたいです。私は里山ハイキングでも行程中はYAMAPやヤマレコを起動して、GPSでルートを記録すると同時に家族に通知が行くよう設定しています。そのため、極力機内モードは使わず携帯の電波が届くようにしておきたいです(バッテリーが心配で機内モードにしてしまうことも多いのですが)。
もちろん、予備のバッテリーは常に持ち歩いています。今はダイソーで購入したものなので、いずれ買い換えたいなと思っています。
もちろん、ステップアップして登山をするようになったら、絶対に絶対に(大事なことなので2回)登山届を家族と警察(登山口などにポストがあることが多いです)に提出しないとです。なぜなら、県によっては登山届の提出義務があり、全国では7割、栃木県ではなんと遭難者の8割は登山届けを出していないというデータもあるからです。遭難ダメ絶対、です。警察への登山届提出はネットでできるところも多いですよ。
例として東京都と埼玉県の警察へのリンクを置いておきます。
www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp
www.police.pref.saitama.lg.jp
自然界の生き物にも注意
また、里山ハイキングでも危険動物には要注意です。実は近年、東京都でも町田市、八王子市、青梅市などでもクマの目撃情報が頻発しています。
計画時には以下のサイトで事前にチェックして、クマ鈴などの持参も検討したいものです。9月30日に高尾山の6号路で目撃されたようですよ。油断禁物!
www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp
その前にも、あきる野市の民家にクマが出没したというニュースもありましたね。
www.tokyo-np.co.jp
少しでも熊の出そうなエリアでは、熊鈴持参が無難かもしれません。
また、これも合いたくないのが蜂、特にスズメバチです。特に今くらいの時期(9〜10月)は攻撃的になるらしく…。山に入るときはスズメバチを刺激しない服装で。黒っぽい服、化粧品の匂いは避けた方が良いそうですよ(下のリンクを参考に)。見かけたら刺激しないようそっと立ち去るのが良いそうです(汗
www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp
八王子あたりだと猪(突進)やサル(攻撃されたり食料取られたり)も出没するようで、注意が必要です。といっても正直どう注意したらいいのでしょうか(逃げる?)。
里山ハイキングでも装備は大事
私の場合、午前出社して午後の半休でハイキングに向かうことも多く、出勤時のリュックに忍ばせることができるよう、以下の装備などを準備しています。
・最低限の救急セット(飲み薬、湿布薬や虫刺され薬などの外用薬、テーピングなど)
・地図や登山アプリ(スマホ):道迷い防止に必須。
・小さいLEDライトと予備の電池:万が一暗くなっても安心なように。ヘッドライトがベストですが、最低限キーホルダー式の小さいライトをリュックにつけて
・ストック:私の場合は膝の調子次第で
・レインウェアや傘:天候次第で。レインウェアは防寒着にもなりますよ
・防寒具:気候次第で。明らかに雨が降らないような時などは撥水性のあるウィンドブレーカーと傘を持参してレインウェアを省略することも
・食べ物、飲み物:実は、意外と途中で買えない時も多いので
・着替え:帰りにお風呂に立ち寄りたい時だけでなく、汗をかきすぎた時にも。実は私は夏に下山後のバスの冷房で冷えすぎたことがあり、ほぼ毎回持ち歩いています。
・服装:速乾性のウェア:里山ハイキングなら登山用でなくても、職場で浮かないユニクロなどでも。男性ならさだ社長のスーツもいいかもしれませんね。
・靴:里山ならランニングシューズやウォーキングシューズでも。午前中仕事ならなるべく歩きやすくてオフィスでも浮かないデザインで。私は足の調子次第では登山靴の時もあります。とにかく安全第一。さだ社長クラスなら革靴で大丈夫です。
・ストック:私は膝の故障が完全に治っていないので、調子次第で。
救急セットとLEDライトは、東日本大震災の経験から通勤時は常に持ち歩いています。
知らない人(特に男性)に付きまとわれる(?)
アラ還とはいえ女子であれば避けたい事象ですが、実はあまり経験がなくて。モテないからでしょうか(汗)。年齢が私よりも上の女性からチョコやクマ鈴、らっきょうなどをいただり、話しかけられることは多いのですけれどね。個人的には人との触れ合いは嫌いではないものの、相性もありますし(自分語りの長いおじさんとかは、ね)。
(あと、先ほどX(旧Twitter)によれば高尾山に露出する方が出たらしいので、人が多くても注意は必要みたいですが)
なるべく人の多いルートを歩くようにしているのは、このようなリスクを避けたいということもあります。
以上に思いつくまま記載してみましたが、また思い出したら書き足したいと思います。
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